【カクヨム】時間が経つとレビューが書けなくなる……そこから思いついた対処法と、まさかの悲劇
私は面白い作品にはレビューコメントを書きたい派だ。
もしかしたら雰囲気ネタバレするかもしれない。もしかしたらご迷惑かもしれない。私はレビューコメントをいただければ飛び上がるほど嬉しいが、相手の方はそうとは限らない。それでも書きたい。
文章を読みながら、「レビューにこういうワードを入れようかな。レビュータイトルはこうで、本文の出だしはこう。」などとレビューコメントを考える。そして読み切れなかった場合はそこで一旦離れる。
しかし問題が発生した。一旦離れると、頭の中にあったレビューコメントがリセットされてしまうのだ。
これはできれば、見つけたときの勢いで読み切ってしまってレビューコメントを書かせていただいた方がいい。そんなことを思った。もちろん短編での話だ。
しかしここまで書いて気づいた。レビューコメントは頭に浮かんだときに、カクヨムの下書き機能を使って保存しておけばいいじゃないか。そして作品を最後まで拝読したあとに下書きしておいたコメントを読み返し、そのまま、あるいは加筆修正して投稿すればいい。
こうすれば拝読中にその時その時浮かんだ言葉を残せる。我ながら良いアイデアだと思った。ということでコメントの推敲に下書き機能を使うようになった。
実際使ってみると、これはすごく便利だ。下書きであればあとで削除できるし、一旦保存しておいて考え、書き足したり書き直したりすることもできる。コメント入力中に誤って画面をリロードしたり戻るボタンを押したりして書きかけのコメントを失う可能性も減る。良いこと尽くしだ。
新規で保存すると一つの作品となってしまうようなので、コメントはこのエッセイの新しいエピソードとして下書き保存するようになった。それがあまりに便利だったため、レビューコメントだけでなく、ちょっとメモしておきたいことなどはこの下書き機能を使うようになった。また、投稿するかどうか分からないような文章も気軽に書き留めておくようになり、下書きはメモ帳と化した。
……そのとき悲劇が起こった。
ある夜、いらなくなった下書き(メモ)を確認していくつか連続で削除していたところ、急にこのエッセイ集の一話目が消滅したのだ。
「あれっ? えっ……」
慌てて何度も一話目のページを表示しようとする私の前に、冷酷に突きつけられる「お探しのページは見つかりませんでした」の文字。
これはまさか、やってしまったということなのか……。
その後一話が帰ってくることはなかった。これがエッセイ集の一話消失事件である。
この事件で私は学んだ。乱雑に下書きを使いまくって、そのあとテキトーにポチポチ削除・整理したりしてはいけない。下書きはメモ欄ではないのだ。その後私はできるだけ下書きを削除せず、中身を書き換えて使うようになった。
ということで、「レビューコメントを書きたいけれど読み終わった頃には書きたかったことを忘れてしまうから下書きでそのときの感動を記録しておく」方式は、便利だと思ったがオススメできない。何か別のメモ帳アプリとかノートにメモしておくのが良いと思う。
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ちなみに私は以前SNSでコメントをするとき「何か失礼なことを言ってしまわないだろうか?」とすごく怖かったため、送信しようとしているコメントを一旦紙のノートに書いて文面の雰囲気を確かめていた。
これも便利だが毎度ノートに手書きすると時間がかかるし、ノートはそのうち一言メモと兼用になっていくため、どこに何を書いたか思い出せないノートが何冊も詰み上がっていくことになる。
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関連エッセイ
「心が折れる音がする(一話消失)」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054896019060/episodes/1177354054898941464
「こんな繰り返しも悪くない」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054896019060/episodes/1177354054898565251
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