【カクヨム】一度応援ハートを付けた作品は最後まで読むべき?

 私は本を読むのが好きだ。しかし最後まで読めずあちこちかじることがあり、いわゆる「積ん読」になることも多い。


 紙の本ならそういったやり方をするのも自由だろう。読めなかった本は古本屋に持って行って売れば、多分他の人の手に渡って読まれるという安心感がある。

 また図書館であれば気になるページや調べたいことが載っている箇所だけ読むとか、さらに自由な使い方ができる。



 たくさんの作品が並ぶカクヨムも図書館のようなものだろう。……星やハートを付けたり、フォローしたりしなければ。



 私が最初の作品を投稿していた頃、アクセス数はわずかに付くのに何も反応をいただけなくて寂しかった覚えがある。その後応援ハートを押していただけたときはすごく嬉しかった。なので私も頻繁に応援ハートを押して回るようになった。


 ただ、一話完結の短編や、数話で終わる話を最後まで読んだ場合はそれで良いだろうけれど、「今現在この長編を読んでいます」という場合は?


 そもそも応援ハートはどういう意味を持つのか……私は深く考えていなかった。今読んで面白かったページに付ければいいと思っていたし、応援ハートをいただくのは嬉しかった。


 しかしもしかして、途中まで応援ハートを付けながら読み、その後読まなくなって立ち去るのは失礼にあたるのではないだろうか? 私はつい気まぐれに見つけた作品をあちこち読んで回ってしまうのだけれど、応援ハートを付けるというのは「この作品のことを今後もずっと応援しています!」という意味になるのではないだろうか? ということをようやく気にし始めた。



 最近、ブログやSNSでの「いいね」について考えたりしていたのだが……

 いいねを押すと相手の方に通知が届くのだから、あまり気軽に押して回らない方が良いのかもしれない。


 いや、ブログやSNSは大抵続き物ではなく日記やつぶやきだから、通りすがりにいいねを押して立ち去るのでも良い気がするけど……

 カクヨムでは続き物が多い……そう思うと、少し読んだだけなら何も反応を残さないというのも、そちらの方が誠実なやり方なのかもしれない。作品を読み切りもしないのに応援を押したりコメントをしたりするのは不誠実だろうか。



 今後は応援ハートの付け方に気をつけようかな……。そうは思いつつ、かじって回る癖がなかなか治らない。長編を読み切る自信がないのでできるだけ短編を探して読み切るようにしているのだが、短編以外を読むこともある。


 応援は「この作品が読みたいから応援するんだ。最後まで読むつもりだ」という意志でするのがベストだろうか……。それともそこまで気にせず、その時その時で良いのか……。



 ちなみに私は今のところ、どこに応援ハートをいただいても嬉しい。たまたまここまで読んだ、という意味で押していただけるとありがたく思う。特にこのエッセイ集や詩集であれば、パラパラめくって好きなエピソードを応援していただけると喜ぶはずだ。


 自分がされて嫌なことは人にしない、という言葉もあるし、こういったSNSやサイトでは自分がされたことでやっと「今までのやり方、どうだったんだろう」と考えることになったりする。なので今分からないことがあってもある程度しょうがないかもしれない。

  ……などと開き直ると失礼だが、今後も手探りで進んでいきたい。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る