うだつの上がらないエッセイ集(たまに自由研究)

月澄狸

こんな繰り返しも悪くない

※最初に投稿した一話目を誤って削除してしまったため、内容を変えて一話を書き直しました。ちょっと時系列がおかしくなりますが、これはエッセイ35話投稿後に振り返りを交えて書いたものです。





 2019年が終わる頃、つまり2020年間近のとき……私はカクヨムで投稿を始めていた。


 以前は他の小説投稿サイトで活動していた私には、未だに後悔していることがある。どうでもいい愚痴をエッセイとしてたくさん投稿してしまったことだ。



 元々私は物語づくりに憧れがあったが創作力に自信はなく、最後まで書き上げた作品は数えるほどだった。それでも一つ一つの「作品」を大事にしたいので、自分なりに力を入れたもののみ投稿したいと思っていた。


 ただ文章に限ったことではないけれど、完璧にしようとするとかえってちっとも進まなくなる。そこそこでいいやと妥協できれば良いけれど、やるからには全力でやりたいと思っているうちに歩みが止まり、やる気も自然消滅してしまう。


 それで以前いた小説投稿サイトでは「とにかく更新してみよう。そのうち書く力も身に付くさ」と、愚痴をエッセイとして投稿し続けたのだった。



 しかし書いているうちに愚痴はどんどんエスカレートし、毎度つまらない投稿ばかりするようになり、初期に力を入れて書いた数少ない作品は埋もれていき……結局自分の手で、アカウントをゴミ置き場に変えてしまった。





 そういう失敗をしていたので、カクヨムに来たときは、今度こそ本気で投稿しよう、ずっとやりたかった物語作りをしようと決めていた。


 なのにやっぱり筆は進まない。


 現在カクヨムで掲載中の物語は、ほとんど以前いた小説投稿サイトから持ってきたものだ。あの時からもう筆が止まっている。



 物語を作ろうとしても知識も想像力も足りない。ひたすら自信がない。

 しかしそんなことを言っていたって文章力が身につくわけでもないし、物語を書く夢は叶わない。このままでは書くことが億劫になるばかりだ。



 そこでまた、アレを繰り返すことにした。

 カクヨムでもくだらないつぶやきを書き散らそうと。



 せっかく今は物語のみ掲載しているのだからと一旦は思いとどまった。

 面白いエッセイを書ける人なら良いけれど私はネガティブだし、アカウントを汚すのは簡単でも後戻りは難しい。


 とりあえず愚痴を書き散らすくらいなら、とりあえず物語を書いてみれば良いじゃないか。間違っていたってリアルじゃなくたって、事実と違ったってて、自分のできる範囲で……。そういうふうにも思った。



 しかし結局私はエッセイを投稿することにした。



 書いてみて、今はこう思う。

「エッセイも良いかもしれない」と。


 読んでくれる人、応援してくれる人、星や感想をくださった方もいて、書くのが楽しくなった。今は自由に興味の赴くままに投稿している。



 気のせいかもしれないがこれも文章を書く練習になって、文章力が上がった気がする。

 またエッセイだからこそ書けるようなこともあり、夢の話について書いているときなどは「創作だけでなくこういうことがやりたかったのかもなぁ」と思った。これからも気になる話題を見つけたい。このエッセイ集はどういう方向へ向かうのだろうとワクワクしている。


 以前他の投稿サイトで書いたエッセイのことは「失敗した」と思ってしまったけれど、今は違う。自己満足だけれど、このエッセイ集とはこれからも楽しくやっていけそうな予感がする。





最後まで読んでいただきありがとうございました。

こちらはうだつの上がらない自作品たちです。

どれも自分なりに力を入れて書いた思い入れある作品たちなので、1ページでも読んでいっていただけると飛び上がって喜びます。


 ↓ ↓ ↓


「月色の夏(完結済)」

https://kakuyomu.jp/works/1177354054893568597/episodes/1177354054893568602

空き地に生える雑草(セイタカアワダチソウ・メマツヨイグサ)と

空き地を訪れる鳩の交流を描いたファンタジー作品です。

一話完結の短いお話です。



「ドッペルゲンガー(完結済)」

https://kakuyomu.jp/works/1177354054896058600/episodes/1177354054897138082

上の作品と同じく一話完結の短編ファンタジーで、

こちらは夢の世界をイメージして書きました。

夢らしく謎めいた雰囲気や幻想的な感じを目指しました。



「良くも悪くも、星の回転は止まらない(完結済)」

https://kakuyomu.jp/works/1177354054893291180

詩を20編集めたもので、それぞれの詩が1つの作品となっています。

ストーリー的な繋がりはないので

気になるものを1編だけ覗くとか、自由に読んでいただけます。

ほとんど短い作品ですが、二つだけ長めの詩が混じっています。



「からくりの鼻唄(完結済)」

https://kakuyomu.jp/works/1177354054893533405/episodes/1177354054893533485

ロボットと人が共に暮らすレトロフューチャーな世界が舞台の物語。

人間の主人公が、訳ありで持ち主に手放されたお手伝いロボットや

ペットロボットたちと共に暮らすほのぼのSF風ファンタジーです。

物語は全9話で完結です。



「悪魔(完結済)」

https://kakuyomu.jp/works/1177354054893603877/episodes/1177354054893603904

基本的に主人公の一人語りで展開する暗い話です。

人が持っている漠然とした「生きる辛さ」とか、

生きている以上どうしようもない悩みとか

そういったものとマイペースに向かい合っていく話です。

全7話完結。



「カミサマ(完結済)」

https://kakuyomu.jp/works/1177354054893583784/episodes/1177354054893583904

単発の暗い詩です。カミサマにお願いしているのは……。



「三分名言集(連載中)」

https://kakuyomu.jp/works/1177354054896030657

タイトル通り謎の「迷言」を集めたものです。気まぐれに更新中。

こちらの作品はエピソードタイトルが本編で、

本文には注釈的なものが書いてあります。

詩集やエッセイ集と同様、話の繋がりなどはないので

気になる言葉をクリックするなど好きに読んでいただけると嬉しいです。



「エー太くんとビー子ちゃん(連載中)」

https://kakuyomu.jp/works/1177354054894897396/episodes/1177354054894972248

時に仲良く、時に諍いあうエー太くんとビー子ちゃんの日常を

ゆるーく、くだらない雰囲気で投稿していく……予定です。



「ウソノマコト(連載中)」

https://kakuyomu.jp/works/1177354054893317413/episodes/1177354054893317489

本命作品になる予定ですが、なかなか筆が進まずストップしています。

在来種であるニホンカワウソ(妖怪)の主人公と

外来種であるブルーギルやミシシッピアカミミガメたちとの

友情を描くファンタジーです。





うだつの上がらないエッセイ集は50話目まで毎日更新していましたが

ストックを出し尽くしたため現在は不定期更新です。

たまに新しいエピソードが増えていると思うので

また覗いていただけると嬉しいです。よろしくお願いします!

https://kakuyomu.jp/works/1177354054896019060



自分の書くレビューコメントにはこだわっています。

勝手にご紹介していいものかどうか分かりませんが

あちこちで宣伝したくなるような素晴らしい作品にコメントを書いています。

https://kakuyomu.jp/users/mamimujina/reviews

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