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ガンガンにクーラーを効かせた部屋に退室願いの電話の音が鳴り響く。
眠気まなこの君の手を引っ張って灼熱の太陽光線の下へと躍り出る。
浮かれたアロハシャツ1枚羽織って適当に純喫茶店に入った。
君は朝はパン派で私はご飯派。別々のモーニングを食べる。
くすんだ窓ガラスから入る夏の陽射しに煙草の煙をくゆらせる。
少し目が覚めた君の瞳がコーヒーの煙越しに琥珀色に輝く。
この愛しさも夏のせいだとしたら残りの季節どう生きればいい。
きっと私も忘れてしまうから @ikanogeso
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