王様ゲーム

「これより、新巻家王様ゲームを始めまーす」

「「「「は?」」」」


春ねぇが割り箸を持っていきなり言い始めた

俺以外にも夏姉さん、日向、冬乃が唖然とした顔でいる

王様ゲーム?


「ではルール説明をします!」

「ちょっとまて」

「何よ秋夜」

「急にどうした?死ぬのか?」

「死なないよ。だってテスト終わったじゃん?だったら高校生らしく浮かれようじゃないか!」

「ね〜秋〜、救急車って番号いくつ〜?」

「119だったはず」

「おいコラ」


春ねぇが俺に向かって蹴りをかましてきた

俺はギリギリの所でかわして距離を取る


「あぶねーじゃないか」

「いいから王様ゲームをやるよ」


春ねぇが準備し始めた


「よーし、張り切って楽しましょう!」

「「「「オー(諦め)」」」」


こうして王様ゲームが始まった


1回目


「「「「「王様だーれだ」」」」」


俺が引いたのは2番だった


「あっ僕だ」


最初は日向が王様


「うーん、それじゃあ1番が4番にマッサージ」


ほ、俺じゃない


「あっ私4番です」

「ワタシ1番〜」


今回は夏姉さんが冬乃にマッサージをする事になった


「それじゃあ〜始めるよ〜」

「お願いします」


夏姉さんが肩を揉み始めた


「冬〜肩凝ってるね〜」

「それは生徒会の仕事が原因だと思います」

「なるほどね〜」


今回は普通に終わった


2回目


「「「「「王様だーれだ」」」」」


俺が引いたのは3番だった


「今回は私です」


王様は冬乃だった

何かすごい嫌な予感がする


「ちょっとトイレに」

「「まって」」


俺が逃げようとすると春ねぇと日向に止められた


「逃げないで秋夜」

「そうだよ秋夜くん、まだ誰が何をするか決まってないじゃん」


そういえばそうだな


「そうか、そうだよな、まだ俺とは言ってなかったな。俺の早とちりだったな」

「それでは命令をします。3番と王様が唇同士でキスをする」

「ちょっと腹が痛いからトイレ行ってくる!」


俺はその場から離れようとする

冬乃、確実に俺を狙っただろ

てかなんで俺の番号わかったの?ニュータイプなの?

俺が逃げようとしたが春ねぇと日向が俺の腕を掴む


「ぐっ!離せ!離すんだ!」

「残念ながら離さないよ」

「ごめんね秋夜くん王様の命令は絶対なんだよ」


くっそ、動けねー!


「さぁ兄さん!キスのタイムです!」

「冬〜録画の準備OKだよ〜」


段々と近づいてくる女王冬乃の好機溢れた笑顔がものすごく怖い


「さぁ兄さん、何か一言ありませんか?」

「兄離れしやがれ」

「無理です♡」


こうして俺と冬乃がキスをしました(冬乃が無理矢理)

てか口の中に舌入れんな!

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新巻家、さらにカオスへ arara @a4hakone

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