人はなにかを捨てなければ新しいものを手に入れることはできない

桜子は不器用でドジでノロマな子。
二十六にしてモラハラ男と付き合っている。
もう限界にきて出会ったのは、カルチャーセンターで絵手紙の講座を受け持つ
秋田先生。

月のきれいな夜、とうとうモラハラ男と別れてきた桜子、
どことも知れず歩き行き当たった公園の桜。
見上げていると。

小道具はうまいし、ふたりはなんだかジレジレだし
野々ちえさんらしい、
ほっこりジレジレ小説に仕上がっていますよ。

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