エピローグ
第一期警視庁保安義体化部隊。
『ラット』。
『カウ』。
『タイガー』。ヴィクター・スミス。
『ラビット』。
『ドラゴン』。
『スネーク』。
『ホース』。
『シープ』。
『モンキー』。
『バード』。ジェシカ・キタモト。
『ドッグ』。レベッカ・アドモア。
『ボア』。
特別隊員・SecretID02。
ドクター・
ドクター・
ドクター・スキャンティ・ハーブ。
第一次機動課解散後。
民間。
ラット。
カウ。
ドクター・御笠礼子。
ドクター・御笠仁。
志藤信二。
FBI。
バード。
ラビット。
ドラゴン。
シープ機関。
タイガー。
スネーク。
ホース。
ボア。
モンキー。
ドッグ。
シープ。
ドクター・スキャンティ・ハーブ。
――トムキャット。
やっぱりどこかで仲間外れな感がある俺ではあるけれど、この人達と一緒に居られて良かったんだろう。あの夜、唾を吐きかけられても一切動じなかったシープとホースに拾われて、ドッグとモンキーに育てられて、アンネと文通して。他の元機動課の人たちとも出会って、それは、楽しいことだった。戦場の中でも怖くないぐらい、楽しいことだった。でも恐怖は忘れちゃいけない。いつ何が起こるか分からないことを、俺達は忘れちゃいけない。その上で今を楽しんでいよう。そう、ひっくり返ったこの世界を。商用性奴隷の出来損ないだった俺が手にした、この世界を。
守っていこう。
慈しんでいこう。
楽しんでいこう。
それが君と繋がることならば。
俺は身体を鋼にしても、世界を守ろう。
アンネ。
「あいしてるよ」
「キャット?」
「あいしてる。アンネ」
「……私も、あなたのことを愛しているわ。トムキャット」
機動彼士シドー君外伝 犬と猿と時々猫 ぜろ @illness24
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます