最終章
聞き流されても、おかしくない。そんな僕の言葉を、彼女は、受け止めて、考えてくれていた。
そして、狭い道で、うずくまる僕に、手を差し伸べてくれた。辺りを照らして、僕の道を広げてくれた。もう下に落ちる心配をしなくても、のびのびと歩けるんだ。
恐れずに何かを発し――表現し、受け止めることで、僕も、僅かな光を、発することができるのなら、見上げていた輝きも、身近に感じる事が、できるのかもしれない。
僕も、誰かの光でありたい。その為に、SOSを聞き逃さないよう、考えていよう。
発してくれた、誰かの言葉を。
泥だらけのSOS 知谷 @okayo_3
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