エピローグ


 ◆◆◆


「あ! お帰りなさいナデさんに姉さん!」


副業が終わり、本業の店の為に元の世界へ戻ると、真っ先にリリスがお出迎え。

「うおおただいまリリスうううう!!!」 勢いのままに抱き締めると「ひゃわー!!」と面白い声を出す彼女。ふぅ、この子の一挙手一投足は全ての疲れを吹き飛ばしてくれるぜ。

「お前ら二人がこんな開店ギリギリまで掛かる仕事とは、よっぽどの内容だったんだな」

「うおおただいまライコおおおおおお!」 勢いのままに抱き締めると「暑苦しいわ!」と厳しい意見を吐くライコ。これはこれで癒されるぜ。

「全く……む、その背負っている戦利品は……『ドラゴンの腕』か? 随分と大物だな。というかナイト、お前、同族としてコレはアリなのか?」

「別に。そうなったらもうただの肉でしょ」

「まぁそうなのだが……」

「ほら貴方たちそろそろ開店ですわよ! というか何ですの撫そのゴテゴテ制服は!」

「うおおおおただいまメイいいいいいい!!!」 勢いのままに抱き締めようとしたら避けられた。流石だぜ。

「むっ、撫。仕事で何があったかは知りませんが、その『苦手な冷やし中華を食べた後』のような疲れ顔は客の前でしないようにっ」

……表情は変えたつもりないのに。流石幼馴染だぜ。

改めて。この異世界喫茶を、このファミリーを、守っていこうと心の中で誓う僕であった。


――――


 と、まぁ。これが先程までの出来事で、同時に、これで回想は終わりである。


如何だったろう? このお店が出来るまでの波乱万丈な経緯は知って貰えたと思う。


この物語の続きは製品版【異世界喫茶インAKIBA(R18)】でプレイ出来る予定なので、是非購入のご検討を。


僕もどんな話になるのかは想像も出来ない。


だが。決して退屈な内容とはならない事は保証を「店長ー、来てくださーい」……おっと。愛すべき店員が僕をお呼びだ。


そんな訳で、これで。またのお越し、心よりお待ちしております。


【体験版はここまでです】




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異世界から連れてきた女の子達と秋葉で喫茶店を経営するお話 月浜咲 @tukihama

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