読み終わる頃にはマリー様と呼びたくなります

 はじめはおてんばで危なっかしい女の子、といった印象でしたが…
読み進めていくと印象がガラッと変わります!
 公爵令嬢としての明晰な頭脳、度胸、慈悲深さ、したたかさ、愛らしさ…
その全てを持っている魅力的なレディーなのだと分かります。

 きな臭さが漂うほの暗いシーンや、貴族特有の堅苦しいシーンもあるのですが、持ち前の無邪気さやマリーちゃんのワードセンスが光り、それを見事に中和してくれます(◍•ᴗ•◍)

 個人的にはいきなり情景がブツッと途切れて、一瞬『?』と思うシーンもあるのですが…
 そんな事が気にならなくなる程、愛すべき魅力が詰まったお話です。
 こんな素敵なレディーはマリーちゃんから、マリー様とお呼びしなくてはなりませんね!