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 平成生まれの僕の好きなアーティストは、バンプオブチキン、アジアンカンフージェネレーション、ラッドウィンプス、レミオロメン、サンボマスター他ってところだ。これは僕が浅はかな音楽好きで、ロックンロールが好きだっていうささやかなアピールだ。

 当然、そんな程度でロックを語るなとか、音楽がどうこうなんて言うなって人も多いだろう。でも、僕のとっておきはバンプオブチキンだし、元気が出るのはアジカンだし、飛び跳ねたくなるのはサンボマスターだ。

 昔、「もしこの世に音楽が無かったら?」なんてテーマの番組を見たことがあった。僕は別に音楽を生業にしているわけでもないのに、ゾっとしてしまった。この僕がだらだらと、それでも何かを諦めずにこうして生きていられるのは、音楽のおかげだと思う。


 だけど僕は、得意になって何かを目指して、都合よく見つけたアーティストに自分を重ねて憧れて後押しされて勇気づけられて、何もしなくて夢だけ見て。考えだけ立派で、でもそれが行き詰ったら全部そいつのせいにして癇癪起こして暴れて今。

 身勝手な自分に嫌気がさす。こんなふうに衝動で行動して、早くも後悔してる自分が嫌になる。からっぽでペラペラになったバックと自分がダブって、結局僕の覚悟なんてこんなもんなんだと、意思の弱さをまざまざと見せつけられたみたいで、死にたくなって死にたくなくて、僕はまた自分勝手に縋りつく。裏切らないと知っているから、安心して身を任せる。

 イヤホンを耳にはめる。

 説教臭いロックミュージックが、流れていた。

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軟弱ロック くら @kokoko1015

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