『巨人(とろる)の大家さんと俺』

犬神工房

第0話:「こういうのを書くつもりですよ」というあらすじ

 ややドライで殺伐としたところはあるが、基本的にはほのぼの日常ものファンタジー。

 主人公である若い狩人の「俺」が、『隣人達』である『巨人』の『ねぐら』や『なわばり』や『外』でダラダラ過ごし、腹が減ったら『獣』を狩って食う、危険はあるが気ままな毎日を描く。


***


舞台1:『巨人のねぐら』


『俺達』(ふうまん):

「俺」:

 『巨人のなわばり』にあるいくつかの『巨人のねぐら』を転々としている若い狩人。

 一人称は「俺」。


『巨人』(とろる):

「大家さん」:

 特に使う『巨人のねぐら』の主。

 『俺達』や『龍』に非常に親切な、善良な存在。

 謎の言語や、『俺達』に似せた(しかし意味の通じない)言語で喋りかけてくる。

 一人称は「わたし」と言っているように聞こえる。


『龍』(どれいく):

「どれいく」:

 「大家さん」の下僕。

 おっかない風に見えるが、案外『俺達』に親切な、善良な存在。

 謎の言語を喋る。

 一人称は「ぼく」と言っているように聞こえる。


『小型獣』(えもの):

 『俺達』のよく狩る、あまり大きいとは言えない『獣』。

 『巨人のねぐら』にも出没するが、「大家さん」はこれを苦手としている。

 言語があるようだが、よく分からない。


***


舞台2:『巨人のなわばり』


『死神』(ばるきり):

 『巨人』の捨てた肉片等を漁る、空飛ぶ黒い凶悪な恐ろしい何か。

 何かあるとけたたましく叫んでいるところから、何らかの言語があると強く推測されるが、よく分からない。


***


舞台3:『巨人のなわばりの外』


『光の妖精』(ああるぶ):

 細長い体型の赤毛のやつら。

 優秀な狩人だが、自分の優秀さを鼻にかけているところがあり、『闇の妖精』をナメきっており、『小人』をスナック感覚で狩る、実はおっかない存在。

 謎の言語を喋る。

 一人称は「おら」と言っているように聞こえる。

 『俺達』は、『巨人のなわばり』を避けて暮らしている『光の妖精』『闇の妖精』『小人』のことを、まとめて『妖精達』と呼んでいる。


『闇の妖精』(どえるぐ):

 丸い体型の茶髪のやつら。

 狩りはあまり得意ではなく、『光の妖精』が残した肉片等を拾う。

 稀に『小型獣』を狩ることもあるらしい。

 『光の妖精』にずいぶんとナメられているところがある。

 謎の言語を喋る。

 一人称は「おで」と言っているように聞こえる。


『小人』(ほびと):

 小さく細い体型の金髪のやつら。

 極めて優秀な狩人で、自分より大きな『大型獣』を呼吸のように狩る。

 その代わり、自分自身が『光の妖精』に狩られることがあるため、『光の妖精』を極めて警戒している。

 謎の言語を喋る。

 一人称は「おいら」と言っているように聞こえる。


『大型獣』(おおもの):

 『妖精達』のよく狩る、『小型獣』よりは大きい『獣』。

 ごく稀にしか聞いたことがないものの、どうやら言語があるらしいのだが、そもそも滅多に鳴かないのでよく分からない。

 『小型獣』にも『大型獣』にも、『巨人』に飼われている『家畜』がいる。

 子供の『巨人』のねぐらに、『小型獣』や『大型獣』の牧場があるが、謎の素材で出来た壁等で囲まれているので、手出しが出来ない、という話が出て来る。


『蟲』(むし):

 『巨人のなわばりの外』に出ると、時々髪の中に紛れ込んで来る。

 大家さんはこれを嫌う。

 言語があるようには到底見えない。


***


 そんなあれを考えています。いつか書けたらいいよなあ。


 とある隠し要素があり、勘のいい人なら上の説明で既にバレバレなのでしょうが、作中では最後までバラす予定はありません。分かる人だけ分かって下さい。

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『巨人(とろる)の大家さんと俺』 犬神工房 @inugamikoubouathangul

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