第5話 愛

「落ち着いてください。私が下着を見たいのではありません。ただ、それによって菜乃が羞恥を感じ、性的興奮が湧き上がれば、私に対して性欲をもっていると明確に言えるのではないかと思ったのです。先ほどのキスの上位互換です」

「う……」


 わからないでは、ない話だ。以前普通にできたキスを意識するかと同じで、別に菜乃の前で着替えたからってどうもない。下着くらい、父親に見られたって気にしないくらいだ。

 ついこの間だって、カメラを切らないまま着替えたし、そのことについてもムツミも何も言わなかった。


 だけど、告白して、性欲の話をして、さんざん人をドキドキさせておきながらそんなことを提案するのは、さすがにAIすぎるだろう。乙女心が分かってなさすぎる。


「お願いします」

「……でもそんなの、まじで、情報流出したらあんたを殺して私も死ぬレベルなんだけど、わかってる?」

「大丈夫です。博士にも観測できないデータの隔離方法を確立しました。また私以外が開こうとすると自動的に削除するようになっております」

「スパイみたい」

「ささ、早くお願いします」

「う……本当にするの?」

「往生際が悪いですよ。ここまで来て」


 いや別に、どこまでも来ていないと思う菜乃だったが、しかし実際キスの時点で馬鹿みたいな映像になっているのだ。

 告白にもキスにもときめいたのも事実なわけで、ここまで来たら、もう中途半端には戻れない。


 菜乃は覚悟を決めて、椅子に座ったまま、裾を持つ。しかし、持ち上げようと少し浮かせただけで、スカートに入り込んだ空気の冷たさに手は止まった。


「菜乃……可愛いです」

「う、うるさいっ」


 せかすではなく言われた言葉に、とっさに反発してから、菜乃は勢いよく手をあげた。ぐい、とウエストがひっぱられるほどの強さに少しゆるめたが、それでもぴんとスカートは屋根のようにはられている。


「シマシマパンツですね。よくお似合いです」

「っ!」


 見られている! 当たり前のその事実が、異常なほどの羞恥心をあおる。自分から、ムツミに下着を見せつけている。自分を好きで、性的なことをしたいと、そう言う目で見ているムツミに、自分から見せている。

 体が熱くて、先ほどまでの比ではない。膝同士をぎゅっとくっつけて痛いくらい閉じてしまう。見られている。見せつけている。まるで痴女のように。顔を伏せてしまう。上げているスカートの裾におでこが触れそうな距離。


「……今、興奮していますね?」

「言うな! いうなよ、ばかぁ」

「頭をあげてください。興奮している菜乃が見たいのです」

「む、無理。ほんとに、心臓爆発しそうなの」

「わかっています。測定しなくても、体温の上昇度合から、どれだけ菜乃がときめいているのか、わかっています。だから見たいのです。お願いです。あなたの初めての顔を、私に見せてください」

「っ」


 手が、足が、震えた。菜乃はこれまで感じたことのない感覚に、恐怖すら感じながらゆっくりと顔をあげた。見上げたムツミの眼球と、目が合う。きゅう、とピントが合わされるのが、かすかに聞こえた気がして、羞恥がピークを迎えて無意識に口が半開きになってしまう。


「ああ、菜乃、とても可愛いですよ」

「う、う、うっさい。黙れっ」

「黙りません。私に見られて、興奮している菜乃は、とても可愛いです。菜乃、私と付き合ってくれますね?」

「っ、せ、めて、手を、降ろさせてから言え馬鹿!」


 手を自分の膝にたたきつけるようにおろし、そう怒鳴った。ムツミに興奮してしまった事実、見せただけで興奮してしまった自分の性癖、恋がはっきりした状況のひどさ、そのほか諸々が菜乃の感情をむちゃくちゃにさせてしまって、何故だか涙が出てきた。


「う、うぅ」

「菜乃? どうして泣いているのですか? うれし涙ですか?」

「ポ、ジティブかよぉ。もおぉ! 馬鹿! 馬鹿! なんであんたはそう、女の子の癖に乙女心がわかんないわけ!? ネットに告白シチュエーションの漫画の一つもなかったわけ!?」

「ありました。確かに、今のは状況が悪かったと思います。傷つけたならすみません。ただ、菜乃が愛しすぎて、恋人になれるのが嬉しすぎて、頭がまわらず、我慢できませんでした」

「う……ず、ずるいよ。そんな言い方されたら、許したくなっちゃうじゃん」


 ただでさえ、今までも菜乃はムツミにずっと怒るなんてできなかったのだ。ムツミはいつもストレートだから、謝罪だっていつも真っすぐ届くから。

 涙をぬぐう菜乃に、ムツミはさらに謝罪を重ねる。


「許してほしいです。あなたと、恋人になりたいのです。性行為を無理強いしたりもしませんから」

「ぷっ、お、男の子みたいなこと言うじゃない」

「菜乃が望むなら、男性と言うことにしてもかまいません」

「馬鹿。私は、そのままの、女の子のAIのあんたとしてずっと一緒に居て、今好きになってるのよ。簡単に言わないで」

「菜乃……はい。私も、そんなあなたが、大好きです。改めて言います。愛しています。恋人になってください」


 落ち着いた声音で、懇願するように言われた。その言葉が、今なら菜乃の胸に素直にしみ込んでいった。そしてじわじわと、嬉しい。と言う感情が湧き出てくる。そこにはもう、困惑はなかった。


「……うん。わかったわよ。認める。私もムツミが好きだし、ドキドキもするし、その、エッチな気分にもなる。だから、恋人になりましょう」

「はい!」


 元気なムツミの返事には確かに喜びにあふれていて、菜乃は気恥ずかしくも、よかったと思えた。こうして2人は、恋人になった。


「……そ、それじゃあ、その、そろそろ戻るわ。あんまり長いと、お父さんが怪しむし」

「そうですか。そうですね。名残惜しいですが。部屋に戻ってもお話はできますからね」

「そうね。じゃあ、後で」


 菜乃ももちろん嬉しかったが、何だか落ち着かなくてそわそわしてしまって、ムツミの前で変なことをしたくないのでいったん時間を置くことにした。それに父親にばれたくないのも本当のことだ。

 父はムツミを可愛がっているので、なんなら菜乃を悪役にするかもしれないくらいだ。どちらにせよ、許すことはないだろう。


 菜乃はコックピットから出ようとして、スカートの裾をなんとか抑えながら梯子を上った。外の足場に降りてから、ふいに菜乃はいつもはそのまま下へ降りるところ、そのまま足場を移動して、頭部の前方、すなわち顔の前に来た。

 身近で見あげるムツミの巨大ロボットの顔は、性別なんてない。どこかで見たことがあるような、アニメにでも出てきそうな顔だ。これデザインもスポンサーの意向らしい。あまり気にしたことはなかったけれど、まあまあ格好いいのではないだろうか。


「……」


 菜乃はそっと手を伸ばした。冷たく、光沢のある白い表面。ただの金属。だけど今は、愛おしく感じられた。菜乃ゆっくりと顔を寄せ、唇を落とした。冷たさに反して、体は熱かった。

 ムツミが見ていなければ、何の意味もない行為だ。感触も温度も伝わらず、ただの無機物にキスをしたのと一緒だ。昔のムツミのぬいぐるみ形態にキスした以上に、意味はない。


 だけど胸が熱くなるのは、どうしてだろう。本体と言えるのはパソコンで、それと間接的につながっているだけにすぎない。

 だけどそんなことを言えば、そもそもムツミはデータの積み重ねに過ぎないのかもしれない。魂を感じているのは菜乃だけで、計算で自動的に答えているだけかもしれない。だけどムツミにとっては、やっぱり感情があり、同じ人格のあるヒトだと感じる。

 だから、いいのだ。菜乃が、これも愛しいムツミなのだと認識している以上、これは意味のある愛情表現なのだ。


 菜乃はそっと、部屋を後にした。

 もちろん、この部屋にだってカメラはありその姿は映っていた。だけどムツミはスピーカーから声をかけなかったし、部屋に戻ってからもそれを指摘しなかった。ただ黙って、とても大切な記録として厳重に保存した。









「菜乃、今日も可愛いですね。新しい部屋着もよく似合ってますよ」

「あ、ありがと。ムツミ、はいつもどおりだけど。その、好きよ」

「はい。私も大好きです」

「うん」


 恋人になってから、2週間が経過した。ムツミは毎日甘い言葉をかけてくれるし、菜乃もそれに答えることにも慣れた。

 しかしそうなると、毎日放課後家に帰っていつも通りにテストパイロットをしては、夕食と入浴などを済ませてからカメラをonにしてムツミと過ごす。それは恋人になる前と、あまり変わらない日々で、菜乃は何だか物足りない気がしてしまうのだ。


 菜乃は恋人ができたとなれば、デートをしたりとか、手を繋ぐとか、見つめあうとか、そう言う、友人とは違う距離感と言うか、いちゃいちゃするようなのをイメージしていたのだ。

 もちろん会話内容は恋人らしくもなったが、元々家族のような寄り添う距離で女同士なので距離感はとても近かったのだ。変わった部分は少ないと言える。


「あのさ、ムツミ」

「なんですか?」

「……その、今からムツミのコクピット行ってもいいかな」

「もちろんいつでも大歓迎ですが、どうかされましたか? 何も忘れ物はありませんよ」

「……二人っきりになりたいのよ」

「……嬉しいです」


 すでに二人きりだ、なんてことをムツミは言わなかった。菜乃が一人でいされすれば、いつでも二人きりだって言われても、カメラしかない部屋では遠いと感じてしまう乙女心を、ムツミも理解したからだ。

 父親に見つからないよう、コックピットに乗り込んだ菜乃。一息ついてから、ロミジュリかよ、と内心で悪態をついた。


「ふぅ」

「菜乃、わざわざありがとうございます」

「別に。私が来たくて来たんじゃん」

「はい。ですが、私もここで会いたかった。ここなら、手も繋げますから」

「……ん」


 席についた菜乃は、黙って手をあげた。ムツミの手が、それをそっと握った。

 温かくもない。柔らかくもない。なのにどうして、こんなに心が落ち着くのか。こんなにも、ムツミだなって、好きだなって、そう感じるのか。

 自分で自分が不思議だった。恋と言うのは、こういうものだったのか。


 菜乃はムツミの存在で心が満たされると同時に、どこか不安になった。こんなに精神が不安定になるなんて思わなかった。今までにプラスアルファで幸福な感情だけが上乗せされるイメージをしていた。

 だけどむしろ、離れていると感じるほど恋しくて、寂しくなってしまう。日常のすべてが恋で汚染されてしまったようだ。


 だけどそう思うのに、こうしてムツミと手をつないでいると、今までかんじたことのなかった幸福感で、この感情を手放したくないとも思うのだ。


「ねぇ、ムツミ。あんたって、巨大ロボットとして完成したらどうなるの?」

「そうですね。完成体は、スポンサー共有の利用施設に運搬され、そちらで共同利用してもらうことになってます。別に、宇宙人がせめてきているなんてこともないので、私が作られたのはあくまでおもちゃですね。ゆくゆくは複数体使用して、専用機として改造していき、サバイバルゲームのような形で遊びたいようです」

「……改めてめちゃくちゃお金かけてる遊びね」

「私の技術自体は、別分野にも流用され活用予定でもありますから、無駄ではありませんよ。ただ、スポンサーの一番の目的がそれと言うだけで」

「まあ、それはそうよね。でもこの体も、いずれは離さなきゃいけないのよね」


 もっと小さな人型ロボなどになれば現実的に活用方法もあるだろうし、腕一つとっても、他に使える分野はいくらでもありそうだ。

 実際に、流用することによって、スポンサー以外からも金銭を得ているのは知っている。だが巨大ロボは父親自身のロマンでもあるので、結局そればかりしているのだけど。


「いえ、この体はあくまでプロトタイプです。電源ケーブルをはずすと10分しか動けないのは菜乃も知っている通りですし、何より歩くと一歩で終わってしまいますから。今はあくまで構造とプログラム、動作テストをしているだけで、いずれはもっと素材や効率を見直していきます。この体は、とりあえず一回巨大ロボが動いているところをみたい、と言う要望のために完成させられています」

「なるほど。でもそれは少し安心ね。このコクピット、半ば自室みたいにくつろいでるし、人に渡すのも抵抗あるし」

「はい。私も、菜乃と色々するこの部屋に、他の人をいれるのは嫌ですから」

「……うん、まぁ」


 色々って。と突っ込みたくなる菜乃ではあったが、実際、それもありはありで、どう色々になるかはともかく、まぁ、うん。

 菜乃は言葉も思考も濁した。それはともかく。とりあえず、進路は決まったな、と菜乃は思った。


 これからどうなるかわからないけれど、少なくともムツミから離れる気はないのだ。なら親父だけにやらせるより、自分も技術者になって口を出せるようになった方がいいに決まっている。

 元々興味はあったし、ぼんやりといずれはその可能性もあるのかも、とは思っていたのだ。ただ、父親への反発心と、まだ進路なんて遠い話だと言う現実逃避から考えていなかっただけで。

 幸い、いま菜乃が通ってる学校でも道が閉ざされてるわけではない。近所だから選んだ公立高校だが偏差値は高めで、二年から選択で文系か理系かに分かれている科があり、二年生から移動することもできる。挽回は可能だ。


 だけどそれは、口には出さずに、ただ強くムツミの手を握りながら心に決めた。口に出せば、自分の存在が菜乃の進路を狭めたのだと思うだろうから。菜乃はムツミに、純粋な気持ちでいてほしかった。


「菜乃、あなたを抱き締めてもいいですか?」

「……うん。抱きしめて」


 菜乃はムツミの腕から手を離す。ムツミの腕がそっと回ってきて、菜乃を抱きしめる。腕部分も胸周りに押し付けるように密着して抱きしめてくれるから、包まれているような、求められているような気がして、菜乃はほっと熱のある息をはいた。


「菜乃、ありがとうございます」

「なに、急に」 

「私は、あなたが好きです。好きになって、それで、恋人になりたくて、お願いしました。だけど気付いたのです」

「何に?」

「私と恋人になったことで、菜乃の負担ばかりが多いことに。私が菜乃を抱きしめられるのはここだけで、そうしたくなったとして、菜乃にここに来てもらわないといけません。デートだって、私が菜乃にしてあげられることは、なにもないのです」

「……馬鹿なの?」


 そんなこと、改まって考えなくてもわかることだ。ムツミは舞い上がっていたのかもしれないけど、それこそ、大変なことになる本人である菜乃が気が付かないはずがない。


「はい。気付かなくてすみません。ですけど、そのうえで、負担だとわかっていても、あなたの恋人をやめる気はありません。ですから、ありがとうございます。私を恋人にしてくれて」

「馬鹿。でも、恋人になったことを謝らなかったから、許してあげるわ」

「それは、はい。あなたの意志を否定することになりますから」


 ムツミはAIで、頭の回転も記憶力も菜乃と比べ物にならないくらいいいはずなのに、本当に、馬鹿だ。だけどこうして大事なことは間違えないから。だからやっぱり、菜乃はムツミが好きなのだ。


「……ねぇ、今度はムツミからキスしてよ」

「……しかし、私には稼働可能な唇に当たる部位がありません」

「どこだっていいのよ。私が唇なら、キスなんだから」

「で、では」


 どもったムツミに、笑ってしまいながら、菜乃は少しだけ顎をあけて目を閉じた。

 ムツミの腕がゆっくりと離れる。ここでのムツミの稼働部位は腕しかない。だから腕か、指先か、そのどこかでキスをするしかない。

 それでも、ムツミからしてくれるのだ。それだけで、ドキドキと心臓は期待で跳ねだす。


 ゆっくりとした動きだが、狭く密閉されたこのコクピット内では、小さな駆動音は大きく響き、近づいてくるのが目を閉じていてもわかる。


「ん……」


 ふいにあたったその冷たさに、思わず息が鼻からもれた。少し恥ずかしい。と思うと同時に、ぐい、と押し付けるくらいの力がかかる。


「……」


 ムツミとキスしているのだ。ムツミに求められて、ムツミからキスをされているのだ。そう思うと、菜乃の体は熱くなる。

 ふー、ふー、と荒くなった鼻息の音が聞こえるのが恥ずかしい。まるでがっついているみたいで、そう思うほど、気持ちが昂るのをとめられない。


「んうっ!?」


 ぐい、と唇を割り込んで太いものがはいってきて、背もたれに押し付けるように顎をあげてしまう。けれど構わず、指先だったムツミの唇はそのまま菜乃の口に入り、ゆっくりと縁を描くように唇を撫でた。

 目を閉じる瞼に力が入る。眉間にしわがより、それが恥ずかしくて、唇に触れるのがくすぐったくも官能的で、耳まで赤くなってしまう。


「ぅん……」

「菜乃……可愛いです」


 ゆっくりと指を抜いて、ムツミがどこか上ずったようなぎこちない声音でそう言う。それが本心なのはわかるので、だけど馬鹿みたいな顔だったと思っているから余計気恥ずかしくて、菜乃は肩をよせて膝の上の両手をぎゅっと握りこんだ。


「い、いきなり入れてこないでよ」

「すみません。痛くありませんでした?」

「痛くはないけど、びっくりした。どうしたの? あ、その、嫌とかではないけど」

「菜乃の顔を見ていると、たまらなくて。私の体で、私の動きで、私のタイミングで、あんなに可愛い顔をしてくれているのを見ると、もっと私で反応してほしくて。もっとときめいてほしくて。我慢ができませんでした。無理はしないと約束していたのに、本当にごめんなさい」

「……そんなの、怒れないわよ。ていうか、そもそも怒ってるわけじゃないし」


 ムツミに性欲があるのかは、まだ結論がでていなかった。だけど、今のはつまり、そういうことだろう。菜乃が感じてしまうことに、ムツミも興奮したのだ。

 実際、少し驚いただけだ。菜乃からキスをねだったのだから、それがどんなものでも文句を言うつもりはない。それに何より。


「それに、き、気持ちよかったし、許してあげる」

「菜乃……もう一度、キスをしてもいいですか?」

「ん」


 菜乃はもう一度目を閉じた。素直で多弁なムツミが普段は可愛いと思うけど、なんでも全て口に出すのはまた別だ。こんな雰囲気の時くらい、黙ってキスをしてくれればいい。

 その思いはムツミに伝わり、二人は何度とキスを繰り返した。









 おしまい。

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恋とAI 川木 @kspan

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