スポーツは大きな怪我したら終わりというイメージがあるのですが、フィギュアの花形と言えるジャンプがまともに出来なくても彰が一心に滑り続けるのは、ただスケートが好きというだけでなく、洸一というかけがえのない存在がいるからなのでしょうね。彰サイドの物語も見てみたくなりました。
作者からの返信
サンダルウッドさん
ありがとうございます!
ものすごく嬉しいコメントです。
実は、この小説の前身となった作品では、彰もメインキャラクターの一人で「怪我の克服」というのが彼に当てられたテーマだったのです。
(彰が名古屋から榛名学院に転校してきて、スケート部に加わるという展開でした)
今作でもそうする予定だったのですが、容量が足りず、結局そのテーマの一部は五章の洵に引き継がれることとなりました。
彰サイドのストーリー、書いてみたいですね。かなり前向きに検討しています。
この回で霧崎君のイメージ変わりました。
昼休みが短かったので書きたいことが書く時間がありませんが…。
また一つ本作品を読んでいて気付いたので。
アートスポーツであるフィギュアスケートにおいて、きっと自分以外のスケーターは「敵」ではないのですね。
「ライバル」?
その言葉も何か違うような。
対戦相手がいない世界では、自分を高める事でしか頂点に立てない。
芸術に相手がいないように。
「こういう関係」を表す日本語が私にはなくて、もどかしい(^_^;)
作者からの返信
上ノ下皐月さん
ありがとうございます!
まさに、洵への印象をガラリと変えたくて書いた章です。
>アートスポーツであるフィギュアスケートにおいて、きっと自分以外のスケーターは「敵」ではないのですね。
「ライバル」?
その言葉も何か違うような。
対戦相手がいない世界では、自分を高める事でしか頂点に立てない。
芸術に相手がいないように。
鋭すぎて目ん玉飛び出てしまいました…何という本質コメント。
上ノ下さんのような深い洞察力をお持ちの方に読んでいただけるのは幸せです。
仰る通り、アートスポーツであり採点競技であるフィギュアスケートには本質的に「相手」が存在しません。
でも彼らは確実に闘っています。
では、誰と闘っているのか…?というのが、霧崎洵が主人公の章、第五章でのテーマとなります。
霧崎が劇場版ジャイアンに!?
何度か話に出てきた天才の妹、既に故人だったのですね。彼はきっと多くのものを抱えてそこに立っているのだなと思いました。
作者からの返信
アクリル板Wさん
ありがとうございます。
劇場版ジャイアン笑いました。
そうですね、現時点でヒール役として振舞っている洵ですが、第五章では語り手になり、全く印象が変わると思います。
洵の妹については第三章、そして第五章にて徐々に明らかになっていきます。