名前が非常に覚えやすい構成の文章になっていたり、またそのキャラクターの性格・特徴も効果的に表現されており、非常に読みやすい部類の作品です。
魔法を科学的に考察するパートはやはり期待通り、むしろ期待を大きく上回ってくれたなと非常に感心しました。魔法物理とでも言いますか、おそらくそういった設定を作者様が非常に練っているのではないかと考察できるような緻密な設定があり、それが物語上で効果的になるよう少しずつ公開されていくのは非常に楽しみです。
さらにキャラクターの関り合いであったり、ストーリーの進行であったり、そういった良質な物語としての側面もあります。
主人公の前世は科学者だったという設定もあり、思考も論理的であり建設的で非常に好感も持てます。
ちょうど私が読み始めたのが第一章が終わった頃、すっきり感があります。このすっきり感を味わえるのは今だけです。今すぐ読みましょう!!!!!!
私はこの物語を、タイトルを見て、「またテンプレかぁ。読むのやめようかな。」と無意識に忌避していました。結局読んだんですけどね。
現最新話まで読んだ一番の感想は、「この物語意外に深い。」ということでした。
魔法を物理法則へと落とし込んで考える発想も興味深く映りましたし、家族と主人公との関係性が徐々に明らかになっていく描写も非常に緻密に表現されていました。
「なんかこういう物語読んだことあるし、読むのやめよ~。」
と思ったそこのあなた!!
本作品はあなたが思っている以上に完成度高いと思いますよ!
ぜひ読んでみてください。