宮田と亘。デジタルな男とアナログな男が追う事件の顛末やいかに。

実はあまり推理もの読んでないんですよ。
小説に限れば中学の頃読んだ三毛猫ホームズまで遡ります(汗)
ですが、そんな自分でも読みやすく、面白いと感じた作品でしたので、僭越ながらレビューでも。

ヒューマンログという、人々のログが可視化できるようになった近未来。
そこで起こった、同じ名前の者達が13人も殺されたという不可解な事件。
そんな事件を解決する為に、面倒臭い事件を好まない、ヒューマンログを絶対と信じるデジタル派の宮田と、昔気質の現場百編を地でいく亘という相反する二人の調査官が、その難事件に挑むミステリー作品です。

この手のものは、語りすぎて話がバレてしまうと面白味が半減してしまうので、できる限りは控えます。が、とにかく宮田の常識を打ち破り、面倒な捜査をする亘との対比がとても良いんですよね。
ドラマの相棒なんかもそういった凸凹コンビの良さを映像化してますが、そういった相反するからこそ、お互いの調査方法が活きたりするのはやっぱり堪りません。
そして、デジタルで割り切りタイプの宮田の心情の動きがまた良いのですよ。
詳しく語れないのがもどかしいですが、そういった「人間らしくない所」と「人間らしい所」の対比が、また良い味を出してます。

勿論ミステリーですので、犯人を探し追い詰める過程などもちゃんと練られていて、おお!? と感心させられる事間違いなしです。

是非、この二人のコンビの活躍を読んでみてください!!
きっと一番好きになるのは沙樹ちゃんです!!\\\\٩( 'ω' )و ////(え!?)