シンギュラリティに間に合わないのかな

自分は、「人類のアップグレードに貢献したい」という使命感を掲げています(https://kakuyomu.jp/works/1177354054895092612/episodes/16816452219444409477)。

具体的に、今小説書きとしてできることとしては、技術的特異点(または「シンギュラリティ」。テクノロジーの進化が速くなりすぎることで、世界が別物になってしまう時代のことです)についての認識を広めたいと考えています。


自分は、シンギュラリティとは、

・テクノロジーとの融合によってアップグレードされた人間

・強いAI(「人間らしい」自我を持ったAI)

の、二種類の新しい「人間」が主体となって作っていく時代だと認識しています。


しかし、世間の人たちの認識は未だに、

「AIに仕事を省力化してもらって(アップグレードされていない)人間は楽できるようになる」

「(アップグレードされていない)人間にしかできなくてAIにできない仕事は何か?」

「AIが人類を滅ぼすのではないか?」

というレベルで止まっているように見えます。


だから自分は、前者の認識を広めるために、それをテーマにした物語を世に出して売れたいと考えています。

しかし実際のところ、そういう物語を新人賞に出しても、未だに受賞すらできません。


できたらシンギュラリティをテーマにした物語で受賞したいですし、それ以外の作品で受賞したとしても、それとは別にシンギュラリティをテーマにしたものを商業出版してもらいたいと思っています。

しかし、それが何年後になるか分かりません。

それまでに、サイボーグ化や強いAIが当たり前のものになって、大沢の認識と同じことが常識になったり、あるいはシンギュラリティ自体が予想より早く来たりするかもしれません。

そうなったら、「シンギュラリティについての認識を広める」という自分の「使命」は、意味を失うことになります。


それでも、シンギュラリティのさらに先への人類の「アップグレード」はあると、自分は思っています。

それに貢献するための何らかの努力(例えば、シンギュラリティのさらに先の世界の物語を創ったり、そういう世界を実現しようとする人や企業に投資したりするなど)は、きっとやりようがあります。

そこに、「人類のアップグレードに貢献したい」という使命感の意義を、自分は見出しています。


今日は、自分の信念と、それについての焦り、そして未来の希望について語りました。普段から掲げている信念の話なので、少し長くなりました。

大沢の信念が世界に少しでも通用するかどうか、読者様にも見守っていただければ幸いです。

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