呪術廻戦について
最初に注意喚起しておくと、この記事では「呪術廻戦」について批判寄りで書きます。
同作を好きなかたが読まれると、ご気分を悪くされるおそれがあります。
たまに漫画やアニメなどの感想をこの雑記で書きますが、最近のジャンプの看板作品「呪術廻戦」について、自分は今まで感想を書いてきませんでした。
以前に一話目を試し読みしたものの、あまりオリジナリティを感じなくてぴんと来なかったため、読み続けなかったのです。
しかし最近、映画化もされた同作の0巻を読んだため、率直な感想を書きたいと思います。
自分も一応、「呪術」を読んでいいと思った点はあります。
例えば、
・癖の強いキャラ
・呪いのデザインのおどろおどろしさ
・一応「少年漫画」っぽい熱い展開
などです。
しかし、同作の気になった点として、
・キャラクターの行動原理の描写が薄く、共感しづらい
・アクションが見づらい(原作漫画では)
・行き当たりばったり感のあるストーリー
・いろいろな漫画やアニメを基に考えたようなオリジナリティのない設定
・テーマ性のなさ(原作者のかたも「テーマは決めていない」と明言されています)
といったところがあります。
言葉を選ばずに言うなら、「呪術」について、フィクションを基に作った出がらしのフィクションとしか思えないのです。
だから、あまり同作の続きを読む気がしません。
自分にも、巻数が多い上に途中までしか読めていなくても、最後まで読みたい漫画はあります。
例えば「ゴールデンカムイ」は全31巻中15巻くらいまでしか読めていないのですが、歴史やグルメやアイヌ文化(そして変な人たち)といった多彩な魅力を持ちつつ、「金塊を巡る冒険」という物語の縦軸がしっかりしているので、結末が気になります。
また、例えば「東京卍リベンジャーズ」は全31巻中4巻までしか読めていないのですが、「過去に戻ってダメダメ人生のリベンジを果たす」という主人公の戦いに共感できるので、やっぱりその行く末が気になります。
「呪術」には、そういう「読み続けたい」と思わせる要素を感じないのです(そもそも物語的にまともな着地点がないのではないか、とさえ疑っています)。
今日は、「鬼滅の刃」を批判した時(https://kakuyomu.jp/works/1177354054895092612/episodes/16816927860264183961)みたいに、思い切って人気漫画に対する批判的な記事を書きました。
この記事に共感してくださるかたがいれば幸いです。
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