この肉体を廃棄してやりたい

今回の記事には(にも?)、自分の両親に対するヘイトと、マッドサイエンティストみたいな意見が詰まっています。

読まれた場合にご気分を悪くされる可能性があることを、事前に注意喚起しておきます。


自分は普段、しっかり栄養や睡眠を取ったり、適度に運動したりして、肉体の健康を維持しています。

しかしそれは、今の自分の魂の「器」として、その生まれ持った肉体しか使えないからです。

一方、技術が理想的な速さで進歩すれば、今世紀中には精神だけを機械の「身体」に移す(コピーの作成ではなく、同一個体の移動という形で)ことも可能になるだろうと、自分は期待しています。

それが実現したら、自分ももっと高性能の「身体」に自身の精神だけを移して、元の肉体は細胞一個も残さず廃棄してやりたい。最近よく、そう考えます。


それは、両親への復讐のためです。

自分は、両親の遺伝子を受け継いだ肉体を生存させるために、人格をずっと攻撃されて彼らが望むほうへと捻じ曲げられようとしてきた、という恨みを持っています(https://kakuyomu.jp/works/1177354054895092612/episodes/16816700426238432385)。

だから自分は、その逆をやってやりたい。つまり、彼らがそこまでして生かしたかった肉体や遺伝子を跡形もなく消し去った上で、自分の精神は生かしたいのです。


現状の人類は、生まれ持った肉体しか魂の「器」として使えないので、大多数の人が「生物としての人体=人間」という感覚をまだ根強く持っているはずです。頭の固い両親にとって、その感覚は一生変わらないと思います。

だから彼らにとって、自分(大沢)が元の肉体を捨てることは、「息子が死ぬ」ことと同じことであるはずです。それで怒ったり嘆いたりする彼らの姿を見て、「ざまぁ」とあざ笑ってやる。そんな意地悪な想像を、よくします。


もっとも、その復讐が技術的に可能になる頃には、両親も認知症になって何が起こったか理解できなくなっているか、あるいはこの世を去っている可能性もあります。また、自分には弟もいるので、彼が両親の遺伝子を次世代に残す可能性もあります。

だから結局、「両親の遺伝子を消し去る」という復讐が完全には成立せず、着たくない服を処分するみたいに「自分自身にとって要らない物を捨てる」だけになるかもしれませんが……。


後ろ向きな形ではありますが、自分はテクノロジーの進化に期待していることの一つを語ってみました。

これからも、テクノロジーは今まで人類ができなかったいろいろなことを可能にしてくれるはずです。

その恩恵がなるべく前向きな形で、読者の皆様の未来を豊かにしてくれることを願っています。

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