一次落選がまた悔しくなった

今年新人賞に出した小説がまた一次落選したという話を、少し前に書きました(https://kakuyomu.jp/works/1177354054895092612/episodes/16816452221481372531)。

その後他の話題を優先していたのですが、再びその作品の話題に戻ってみます。


去年も一次落選したのですが、その際は別に悔しくなかったどころか、納得さえしました(https://kakuyomu.jp/works/1177354054895092612/episodes/1177354054918277928)。

当時は、創作への情熱が薄れていたからだと思いました。しかし実際のところ、その作品単体に対して、あまり思い入れがなかったのかもしれません。


しかし今回の作品は、改めて創作の技術を勉強し直した上で、べったべたで分かりやすい面白さを意識して書きました。つまり本腰を入れて臨んだし、それに楽しく書けたので、自分の中ではかなり「行ける!」という感覚がありました。また下世話な話、やっぱりその作品の受賞によって、プロのラノベ作家として収入を得られることも、割と本気で期待していました。

だから、それの一次落選を知った際、もうこの先の人生に絶望するくらいの悔しさを感じました。夜寝る前に、

「俺なんて就活してもバイトしても駄目。なけなしの特技である創作をやっても駄目。だったら俺に向いた「仕事」なんてぎりぎり生きていけるだけの生活保護暮らししかないじゃん?」

なんて真っ暗な気持ちに支配されてめそめそ泣いたし、翌日も気分が落ち込んでいました。

それくらい、その作品に対する思い入れがあったのです。


そんなに悔しかったのに、今は不思議と、

「今回の反省点を活かして、次こそはリベンジしよう!」

という熱意が、すでに湧いてきています。


残念ながら創作で食べていける道はまだ開けていないし、現状では実家脱出とかそもそも収入を得ることとかを、生きていくために優先せざるを得ません。

それでも今回の件で、自分にとっての生きがいはやっぱり創作なのだ、と再確認しました。

だから、可能なら今年中にまた、次回作の企画や執筆を始めるつもりです。


この記事が読者様にとって、生きがいを再確認したり、そもそも何が生きがいなのか気づいたりすることの手助けになれば幸いです。

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