「自分で立ち向かうしかない」状況は人を強くする

自分は普段から、

「限界を超えて戦わなくていいよ」

みたいな、自分や他人の弱さを許容する話を書いてます。

それでも、特に創作活動や個人事業主としての活動の中で、「自分で立ち向かうしかない」状況を何度も経験してきました。

そうすることで、自力で問題を解決する強さを、少しは身に着けてきたつもりです。


バイトや派遣の仕事をしていた時は、周りに同じ仕事をしてる人たちがいたことに加え、上にはもっと責任がある上司がいたので、

「別に自分一人が仕事できなくても、他の人たちがやってくれる」

「困ったことがあったら上司を頼ればいい」

「むしろ自分が出しゃばったら仕事の邪魔」

という意識を、どうしても持ってしまいました。

だから、ただでさえ「普通の人」ほど仕事ができなかった自分は、仕事が上達しませんでした。


しかし、自分の創作や事業など、どうしても自分自身でやらなきゃいけない仕事に対しては、意識が変わりました。

新人賞向けの小説を書いている時も、

「この物語を書けるのは自分しかいないんだ……!」

という自負を持てたため、(今書きかけのやつが1本ありますが)一度書き出した物語を何度も完成させられました。

また個人事業主として、特に確定申告は義務であるため、

「自分が選んだ道で発生した義務だから、なんとしても自力でやり遂げるんだ……!」

という意地が支えになったため、毎回のように分からないことが発生しても、どうにか自力でそれらを解決して、申告まで辿り着けました(経理を外注することもできますが、お金の都合で今は見送ってます)。

そうした経験の甲斐あって、自分もある程度は、主体的かつ責任感ある言動ができるようになったつもりです。


疲れている時は、漫画やアニメの主人公みたいに無理に戦わなくてもいいです(https://kakuyomu.jp/works/1177354054895092612/episodes/16816452218549395830)。

それに、生活がかかった仕事に立ち向かうのはやっぱりしんどいし、うまくいく保証がない仕事もいろいろあるので、その過程で潰れていく人がどうしても出てしまうことも理解しています。

それでも、体力や気力が十分ある時でいいので、自分事の問題に立ち向かって、そして実際に解決すること。それで少しは強くなった人の実例がここにあると、申し上げておきます。


この記事が、逃げられない困難の前で足がすくんでる誰かの背中を押せれば幸いです。

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