「熟練の技」が10年後通用しないかもしれなくて怖い

世の中の変化は早くなってるけど、それでも何かしらの事業は、時間をかけて育てる必要がある。そういう話を、前に書きました(https://kakuyomu.jp/works/1177354054895092612/episodes/1177354055190854551)。

その話を逆から言えば、今まで時間かけて育ててきたスキルも、ほんの10年後の未来で役に立たないかもしれない。そういう恐れを、自分はほぼ常に持っています。


今の自分な主な仕事は、小説やこの雑記などの文章媒体の執筆・発信です。

ラノベ新人賞向けの最初の作品を書き出してから6年、個人事業主として(この雑記の前にやっていた)ブログを始めてから3年半経ちました。

そうした継続によって、

・頭の中に浮かんだ物語や、日々思ったことを言語化してアウトプットするスキル

を、最初より格段に向上させてきたつもりです。


そのスキルが今役に立つのは、今の人類が、音声や文字中心の言語でやりとりをしているからです。

しかし近い将来、脳とコンピューターの接続が一般化して、脳と脳の直接の通信でのやりとりが主流になったら。そんな時が来たら、音声・文字中心の言語を扱うスキルは一気に価値を低下させます。

そういう時代の大きな変化が来た時、「骨董品」と化したスキルだけ持ったまま路頭に迷わないか。そういう懸念を、ほぼ常に持っているのです。


しかし、そうした新しい「やりとりのしかた」に合わせれば、今の自分のスキルも未来で活かせるかもしれません。「物語を創る」スキルは、人が物語を求める限り需要があると思います。また、「想いを発信する」積極性は、「共感できる誰か」が欲しいという、どこか遠くの誰かの需要に応えられるはずです。その可能性を、自分は今のところ信じています。

また、万一その変化に取り残されて、自力で食べていけなくなっても、ベーシックインカムなどの公的なサポートがあれば素直に頼っていいとも思えています。


この記事が、同じような懸念を持っているかたに刺されば幸いです。

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