嵐の時は、閉め切った家にこもっていい

つまり、

「あまりに辛い時は、心を閉ざしてもいいんだよ」

ということです。


心を閉ざすことは、一般的にはよくないこととされています。

しかし自分は特に最近、家族に対して意識的に心を閉ざす(https://kakuyomu.jp/works/1177354054895092612/episodes/1177354055121958192)ようになってから、

「心を閉ざすことは、嵐の時に家を閉め切るようなものでは?」

と思えるようになりました。


嵐が吹き荒れている時、家の戸や窓を開け放ったら最悪屋根が飛びますし、外に出たら、風や飛来物などで怪我したり命を落としたりします。

そんな時は、家の全ての戸や窓を閉め切って、嵐が過ぎ去るまで引きこもっているしかありません。

当然、閉め切った暗い家の中で、強い雨風の音や家がきしむ音におびえながら耐え続けることも、それはそれで辛いです。

それでも、まずは嵐を生き延びることが優先。そして、家の戸や窓を開いたり外に出たりするのは、雨風が落ち着いて、明るい日が差すようになってからでいい。最近はそう思えています。


自分自身にとって精神的に辛い状況なら、それは十分に「嵐」と言っていいです。

それに襲われた時(自分の場合、割としょっちゅうあります)、無理やり無防備なまま飛び出して傷つかなくていい。そう思えれば、少し楽になるかもしれません。

この記事が、心を閉ざしがちな誰かの気持ちを軽くできれば幸いです。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る