「やりたいこと」が「何もしないこと」でもいい

自分は長いこと、「やりたいこと」より「やるべきこと」を優先する価値観で生きていました。

そして20代後半になってやっと、

「やりたいことばかりやって楽しく生きたい!」

と思えるようになりました。


しかし実際、旅行とかスポーツとか、それなりのお金や準備や時間がかかる楽しみを、自分一人で始めたことはほとんどありません。

スマホゲーム程度でも、「利用規約読むのとか面倒だなあ……」と感じて、興味のある作品を結局ダウンロードせず終わることが何度かありました。


「楽しいこと」を新しく始めるにも、多かれ少なかれエネルギーが必要です。だから自分の場合、それに期待できる楽しさより面倒さが勝ることが、よくあるのです。

だからたまに、

「自分って読書やアニメくらいしか趣味のないつまらないやつだな……」

なんて、自分を蔑むこともあります。


しかし最近、いろいろさぼって休む日(https://kakuyomu.jp/works/1177354054895092612/episodes/1177354054922400269)を作ってから、こう考えられるようになりました。

「楽しいこと」を始めるエネルギーが足りないなら、その「楽しいこと」は(ひとまず今は)やりたいことではない。疲れた自分が本当に「やりたいこと」は、エネルギーが回復するまで休むことなのだ、と。


仕事であれ遊びであれ、「何かをする」ことに疲れてるなら、「何もしない」ことが「やりたいこと」でもいい。

そういう逆転の発想を、シェアさせていただきたいです。

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