第25回:【コラボよもやま】何故、コラボ作品は公開されてしまったのか?

※本内容には、ニチサハ本編第一巻、第二巻全話のネタバレ、および結月 花さんの作品「白銀の狼」全話のネタバレが含まれる場合がありますのでご注意ください。


 さて。

 ひっそり書き出したのに公開されているコラボ作品。

 その間にどんな(大した事ない)話があったのか! といえば?


 ええ。

 弱気の虫が騒いだだけです(汗)


 確かにこっそりやっているわけですけどね。

 やっぱり、こういうのは許可位貰っておくべきかな。

 そんな気持ちが芽生えまして、二話書き途中位に一話の下書きをお見せして、こんなの書いてまーすって話をTwitterのDMでしたんです。

 勿論、趣味レベルで公開はしませーんって、当時書いてましたね(汗)


 で。

 まあ一話見せたので、二話、三話と書き上がる度に見せていたんですが。

 花さん褒めるの上手くて、常に絶賛してくださるんですよね〜。


「キャラも違和感ないです!」


 とか言いながら。


「これ公開しないんですか!?」


 なんて仰るんですよ。


 個人的にイメージ壊れているかの不安が一番恐れていたので、作者様に絶賛いただいたのは本当に安堵できましたよね。

 という事で、迷いながらもまずは書き上げるかー! と頑張ったわけですが。


 ここから、花さんの修羅の道が始まりましたね(え?)


 ひとつは、世界観のお話。

 前回も書きましたが、自分は日常を表現したい。

 となれば、人狼の村について深掘りしないといけないわけなんですが。

 どうしても作品内だけでは分からないことも多かったんですよね。


 で、始まりましたよ。

 しょぼん(´・ω・`)さんの質問攻めが(汗)


「こういう時、このキャラどう反応しますか?」


 だったり。


「人狼の村のこういう点ってどうなってますかー?」


 だったり。

 色々と嫌な顔せず答えてくださりましたが、時に花さんも掘り下げてなかった部分に踏み込んで、そこで色々考えていただいたりなんかもしました(汗)


 そしてもうひとつ。

 それが「キャラの口調」でした。


 キャラの個性を決めるのは口調です。

 ここはこちらでも書くのに一番気を遣いまして、想像していたよりは修正箇所は少なかったものの。


 やはり細かな点で色々とアドバイス頂きまして、より本編に近い会話回しに出来ました。

 とはいえ実質二週間弱で67000文字位読んでいただいていますからね。

 決して楽な作業ではなかったと思います。


 ちなみに、こういうやりとりの中で「こういうシーンもありかも?」なんて花さんからアイデアを頂き組み込んだエピソードも実はあったりします。

 なので、地の文はしょぼん(´・ω・`)ですが、花さんとちゃんとコラボっているんです!(断言)


 元々脳内プロット派なのは前回もお話ししましたが。

 実はニチサハも、「初恋づくし」も書きたいエピソードの合間合間はその時の流れで組み込んだりするので、今回も要所でそういったエピソードや展開を組み込ませていただきました。


 ここ二週間。

 花さんもお忙しい中、色々と協力頂いて、本当にありがとうございました!


 お陰様で、あまり自画自賛もどうかとは思いますが。個人的に両作品の良いところを結構活かせたんじゃないかな? とは思っています。


 しょぼん(´・ω・`)さん的にやりたかった、「白銀の狼」本編にあった細かなエピソードを使ったり、キャラを出せたりもしましたし。

 だけど「白銀の狼」本編では出来ないであろう、ニチサハテイストな部分で、彼等を活躍させたりとか。


 勿論しょぼん(´・ω・`)流ですが、「白銀の狼」キャラの個性や関係性を活かしたイチャイチャというかベタベタというか。そういった一面も描け、ニチサハキャラである佳穂や雅騎らしさ。彼らとレティリエやグレイルの掛け合いなど、二つの世界観とキャラを楽しく、激しく、切なく書けたかなと思います。


 相性よかったんだろうなぁ。

 自分で書いていて、自キャラのように動かせる「白銀の狼」キャラ達。

 好きなだけでなく、(花さんのが凄すぎてこんな書き方失礼ですが)どこか近い感覚のある文体やお話だったからこそ、ここまで迷いなく書けたと思います。


 そして。

 ここまで魅力的な「白銀の狼」の世界とキャラがあったからこそ、完結まで駆け抜けられたと思います。


 結果としてここまで頑張り、花さんにも頑張って頂いたのもありますが。こういう作品きっかけで「白銀の狼」を知っていただけたら良いよね、という想いもあっての公開でございます。


 本気で、しょぼん(´・ω・`)さんが熱に絆され勢いで書き上げ、それを花さんがより良いものにして頂いた作品です。


 改めまして。突然のお話に驚きながら、この作品を喜んでいただき、より良くしていただき、公開を快諾くださった結月 花さんに感謝いたします。

 いや、感謝しきれないんですけどね!

 でも何度でも言いましょう。本当にありがとうございました!


 「白銀の狼」は、一度完結となりましたが、実は続きの構想があると伺っています。

 きっとまた、波乱ありながらも、レティリエとグレイルがイチャつく事でしょう!(おい)

 皆様も是非そちらを楽しみに待って頂けたらと思いつつ、もし本編読まれてない方は是非お読みください!

 ピュアっぷりにによによ出来ますよ!


 という事で、コラボよもやまはここまで、なのですが。


 最後に。

 もしかしたらと思う方がいるかもしれないので、これらは(本当に念の為)お話しておこうかなと思います。


◆またコラボ作品書く気持ちはありますか?


 どの作品というのはイメージにないですが、熱に絆されやすいので、もしかしたらは十分にあるかなと。

 とはいえ、やはりしょぼん(´・ω・`)がハマって、かつコラボしやすいって前提でないと難しい所も多いので、過度な期待はせずにお願いします。

 実はラブコメ寄りの初恋づくしの方がコラボさせやすい説もありますしね!


◆(ほぼないと思いますが)しょぼん(´・ω・`)さんの作品とのコラボ作品書いてもいいですか?


 喜んでお待ちしております!

 というか、あなたの力で是非拙作を有名にげふんげふん。

 ついでにファンアー(以下略)


◆もし誰かの作品とのコラボ作品を書いてみたくなったら、何を気をつけるべきでしょうか?


 まず、相手作者様へのお伺い。

 協力いただける可能性もありますし、より良く出来る可能性もありますからね。


 それから、無茶はしない。

 コラボするにしても、組み合わせの相性はあります。

 無理すると双方が活かせない作品になる恐れがありますからね。

 話としてまとまりやすいコラボをおすすめします。


 そして最後は絶対条件。

 相手様の作品への情熱と敬意を忘れない事。


 情熱は好き、だけじゃないんです。

 好きを詰め込みながらも、ちゃんと相手のキャラであってあげてほしい。

 じゃないとそれはコラボじゃないんです。あなただけの作品に成り下がってしまいます。


 ですので、そういった点は気を遣い、相手のキャラを(傷つけるようなシーンがあるにしても)敬意を持って、相手のキャラらしく書いてあげてほしいです。

 勿論簡単じゃないですけどね。相手作品どれだけ読み込んでいるかとか、知っているかとかありますし。


 でも、迷ったら相手の作者様に相談してもいいのです!

 それこそ二人の文章合作させる手もあると思いますしね。


 まあ、あと折角のコラボですから。

 双方の作品が幸せな終わり方をしてあげて欲しいですかね。


 というわけで。

 こういうコラボの流れ、他の方の作品でも流行らないかな? なんて思いつつの雑文でございました。

 お読みいただきありがとうございました!

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ニチサハよもやま話 しょぼん(´・ω・`) @shobon_nikoniko

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