第14話 冷は人見知り


湊さんは付き合ってる人居たのか...。


あの男の人は運がカンストしてるリア充陽キャってことだよな。


「湊と俺は付き合ってるんだっ!

俺の湊に近づくなよっ!」

だなんて言って立派な彼氏さんだこと。


あんな美少女なんだし、あっという間に学校に

馴染んであっというまに彼氏作っても

納得出来るよ...。


いや、中学から付き合ってたりしてな!

にしても彼女を見張ってたのかあれは。


彼女にストーカー?いやたまたまって信じたい。


本当に見張ってたなら相当好かれてんな。


まあ美少女だから誰とでも浮気出来るもんなあ、

いやいや性格いいしそんなことないだろうけど!


でも彼氏さんも不安になるのは仕方ないよな。


応援してあげなきゃな。


次会っても挨拶程度にしておこうかな。



ふああ帰ってきたあ!


ようやく家だあ。


その後はそのまま普通に時間を過ごし

日曜日は終わっていく。



「勇翔お前、冷から俺のことなんか聞いた?」


「え?いやなんにも聞いてないけど、

どうしたんだ?」


「ああ、いやなんでもないんだ。」


「あ!そういえば土曜は俺の妹がごめんな!

迷惑しただろ?」


「え?ああいや迷惑なんて全くしてないぞ。」


「俺があの日帰ってきたら居なくて

帰ってきたと思ったらお前んとこで遊んできたって言うから。」


「ところで冷はやっぱりまともに友達とか

作ろうとしないか?」


「ああ、友達ができる気配はないな。」


「異常なほどの人見知りなんだろ?あれで。」


「何故かお前にはベタベタに懐いてるからな。」


「小さい頃から仲良くしてればそりゃあ

慣れるのは当たり前か。」


「2人ともっおはよっ!」


「ああ、湊さんおはよう。」


「おはよう湊さん」


「なんの話してたの2人とも」


「勇翔の妹の話だよ。」


「勇翔君の妹?がどうかしたの?」


「異常なほど人見知りなんだけどよ、

華斗にはめっちゃ懐いてるって話だよ。」


「いい加減友達を頑張って作ってほしいよ。」


「って言っても中3だし卒業間近だけどなあ」


「ち、中3!?華斗君に懐いてる?

懐いてるっていうのは華斗君を兄のように

思っている感じかな?」


「そうだな〜、呼ばれ方は先輩だけど

俺は妹のように思ってるよ。」


「そうなんだ。」


そんな会話をしながらお昼をすごしたのだった。


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そこそこ有名配信者の俺は美少女に身バレしたみたい ちるばな @kanta1023kanta

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