対人恐怖症になった理由

3．高校生活

2011年4月、私は地元の高校に進学した。小学校の時から行きたいと思っていた高校に進学が出来てワクワクしていた。

私は1組の特進クラスと言われる卒業後進学を考えているクラスに入った。同じ中学から結構な人数もいたが他の中学からも来ているから新鮮。

入学式当日、自分の出席番号の前の子と仲良くなった。中学時代に塾に行ってた事もあり同じ塾だった子もいて結構直ぐに友達が出来た。

次の日からいきなり合宿がありそこでも結構友達が出来て嬉しかった。だけどやっぱり中学までのいじめの事もありあまり友達を信じる事が出来なかった。

だけど皆そんな人達ではなかった。優しくて仲良くて。

そして何より楽しみにしていたのは部活。この学校には私が入りたくてしょうがなかった部活があった。だけど高校に入ってから衝撃的な事を知った。

それはその部活が部員がいなくて無くなっていた事。もう衝撃過ぎて…。だってその前の年まであったから。

前の年にやってた人達が卒業して部員がいなくなったみたいだ…。

私は部活をどうするか迷った。中学時代に少しだけ放送部に入ってた事もあったから放送部を選ぶ事にした。

同じクラスにまだそんなに仲は良くなかったが話はするかな程度の子が放送部に入ってるとの事だったから声をかけたらその日の放課後に部室に連れて行ってもらった。

先輩達も皆優しくて顧問の先生も優しくて快く出迎えてくれた。

同級生はもう1人いた。私は人見知りもあって全然喋れずその子と仲良くなるのに時間がかかった…。

でもこの子と出会えた事で私は少し変わる事が出来た。

人見知りで暗い印象を持たれやすい私をここまで明るくさせてくれたのも実はこの子のお陰だったりする。

この事は今でも仲良くしていて連絡も取ってるしたまに時間を見つけては遊んだり。3年間を楽しめたのはこの部活に入った事だ。

あ、ちなみに私が入りたかった部活は1年生の途中で部員が出来て復活した。たった１年という期間だったけど私にはしたかった事も出来たし大満足。

そして２年生になり私は文系クラスに進んだ。このクラスは女子の数が圧倒的に多く凄いクラスだった。だけど皆仲も良くて楽しかった。

修学旅行も楽しかったしね。この年は学校が100周年を迎えて色々な事を経験する事が出来た。

3年生になり私達は受験生になった。地元の大学に進学する為に勉強を頑張った。頑張ったかいもあって第一志望の大学に合格が出来た。

そして無事に高校を卒業し4月からは大学生に。私は大学生活をライフする事を楽しみにしていた。

だけどまさかこんな事が起きるなんて…。