解決編・第2話 奇抜探偵・四条司の堂々たる推理
早緑弥生の部屋。
四条、的場、煙山、宗助、竹下と容疑者4人板付き。
四条「……さて、皆さん。ここで今一度確認しておきましょう。早緑弥生さんはこの部屋で、確かに何者かの手によって殺害されました。これにはいかなる婉曲的表現も含みません。つまりあらゆる形の自殺ではなく、また、あらゆる形の事故でもないということです。そして……犯人はこの中にいます」
全員を見渡す四条。
息をのむ部屋にいる面々。
四条「先ほど私が披露したウソの推理。なかなかよく出来たシナリオでしたが、あれには致命的な欠陥がありました」
煙山「ウソの推理!?四条、そんなもの披露したのか?」
宗助「煙山さん、今は先生の話に集中しましょう」
煙山「あ、ああ……。そうだな。すまん、続けてくれ」
四条「致命的な欠陥。それは今回の事件における「空白の時間」に対する説明が一切なされていない点です」
多胡「さっきも言ってましたけど、空白の時間っていうのはなんですか?」
四条「その説明も兼ねて、事件当日のタイムスケジュールを改めて振り返りましょう。宗助君、紙とペンを」
宗助「はい先生!どうぞ!」
四条「(テーブルでタイムスケジュールを書くマイム)」
タイムスケジュールVTRが映し出される。
四条の説明に連動して情報が書き加えられる。
四条「まず多胡さんがこの部屋を訪れたのが12時。帰ったのが14時。そして次に麻木さんが15時に来て、16時に帰ります。次に戸川さん。17時に来て18時半にこの部屋を出ています。間違いありませんね?」
多胡・麻木・戸川「(それぞれ返事)」
四条「次に少し時間が飛んで21時に森田さんが部屋を訪れます。この時、早緑さんと会うことができずに、森田さんは滞在することなく帰ります」
森田「うん、それで合ってる」
四条「そしてこの後すぐ、21時5分頃、警察に早緑さんからの通報、その通報で駆けつけた警官が21時半頃に到着、早緑さんの遺体を発見します。的場さん、間違いありませんか?」
的場「…ええ、間違いありません」
四条「この表を見ていただければ分かるとおり、18時半から21時までの間の2時間半が空白になっています」
煙山「2時間半?早緑さんの遺体発見までの3時間が空白じゃないのか?」
四条「その点はおいおい分かってくるよ。お気づきの方もいらっしゃると思いますが、早緑さんは多胡さん、麻木さん、戸川さんとの関係性でそれぞれ滞在時間の長さを決め、その前後に1時間の余裕を持たせています」
戸川「あっ……本当だ……。本当だ!アタマにくるぜ……(ベジータのモノマネで多胡に)なあカカロット!」
多胡「誰がカカロットだよ!多胡だよ」
戸川「お前がナンバーワンだ!(ベジータで)」
多胡「なにこいつうぜえ!」
麻木「ちょっと待ってよ……おいおいおい……俺最下位じゃん!」
煙山、優しく麻木の肩を抱く。
四条「ここで仮に、森田さんが本当に21時から早緑さんとの約束があったとしましょう」
森田「森田は本当に約束したよ!」
森田をまあまあとなだめる宗助。
四条「すると、どうでしょう?それまでの3人は1時間ずつしか開けていなかったのに、戸川さんから森田さんまでは2時間半も余裕を持たせたことになります。何故でしょうか?……ここで重要なヒントになるのが竹下さんが見つけてきてくれたケーキのフィルムです」
竹下「重要なヒント?あのゴミが?」
四条「ええ。ゴミ箱から見つかったケーキのフィルムは10枚。つまり、ケーキは10個用意してあったことになります。自分と来客用に2つずつ消費していくとして……そうなると早緑さんが本来予定した客の人数は……5人」
煙山「おい、ちょっとまってくれ!ということは、早緑さんは5個ケーキを食べるつもりだったってことか?」
宗助「いや、そこじゃないでしょう!そこもちょっと気になりますけど」
四条「……来客予定が5人ということは、ここにいる多胡さん、麻木さん、戸川さん、そして森田さんを入れても、さらにもう一人の来客予定があったことになるんです。その客はいつ来る予定だったのか?それは戸川さんの帰宅後1時間、森田さんの訪問前1時間を除くと明らかになります」
煙山「19時半からの30分か……!!」
麻木「俺より下がいたのか!!」
煙山、『やったな!』みたいな感じで力強く麻木の肩を抱く。
力強く頷く麻木。
宗助「さっきからなんなんすかあんたら」
四条「さて、この『19時半の客』が何を意味するのか?これはこの事件においても重要なポイントの一つです。そこで思い出してほしいのが、成田ブライちゃんです」
森田「ブライちゃん?ブライちゃんがどうしたの?」
四条「『必死で奉仕!馬メイド』の主人公、成田ブライちゃんにはいくつかの特徴がありました。ミニクーパーに乗っていること、馬に変身すること、メイドであること、そして日本刀で敵をやっつけること。……もう分かりますよね?多胡さん、麻木さん、戸川さん、それぞれのプレゼントに対応しているんです」
煙山「……本当だ!」
四条「そして、『19時半の客』が早緑さんに用意したプレゼントこそがこの風呂場の天井裏にあったという日本刀なのです」
宗助「確かに……これで成田ブライちゃんの要素が揃いましたね。でもなんで天井裏なんかに…?」
四条「それはまた後で説明するよ。ここで重要なのは、一体何故、早緑さんがこんなプレゼントをリクエストしたのか?ということです。メイド服や馬のお面についてはプレゼントされた人のまえで着用するのも拒んでいます」
麻木「そういえばそうだ。馬の面すげー嫌がってたもんな……」
四条「……その目的は一つ。森田さんをもてなすことに他なりません」
森田「森田のため!?」
四条「ええ。もてなす理由はもちろん、森田さんが大金持ちだからです」
煙山「シンプルだけど、これ相当エグイぞ……」
四条「タイムスケジュールを見ればわかると思いますが、早緑さんはかなり打算的な人間であったと言わざるを得ません。森田さんがお金持ちであると言う事を最近知った早緑さんは、森田さんに近づき、交際し、やがては玉の輿を……と考えていたのでしょう」
森田「さすがの森田もそれは引くわー」
宗助「や、やりおりますね……」
煙山「もはやそんなレベルじゃないな……。言うなれば、ヤリオリオリオー、ヤリヤリヤリヤー、ジ・アップトゥ東京スラミンナイトだな」
宗助「ウォンビーロング感がハンパないっすね」
多胡「俺たちの立場って……」
戸川「(森田にベジータで)お前がナンバーワンだ!」
森田「うぜえ!」
四条「もしもこの事を知っていれば、皆さんにとっても早緑さんの強力な殺害動機になりえたでしょう」
麻木「まあ、確かに……」
四条「しかし皆さんは知らなかった。しかしこれを知り得た人物がいます。……早緑さんにつきまとっていたというストーカーです。ストーカーならば他の交際相手のことまで調べ上げていて当然でしょう」
煙山「ストーカー?じゃあやはり森田が!?」
四条「いえ、森田さんはストーカーではありません。思い出してください。僕がさっきこの4人にストーカーのことについて質問した時、ストーカーの話を知っていると答えた麻木さんは、森田さんについて何もいいませんでした。森田さんは麻木さんと早緑さんが務めるコーヒーショップの常連です。もし森田さんが早緑さんをつけ回していたとしたら、麻木さんが知らないはずはないんです」
宗助「確かにそうですね。じゃあ本物のストーカーはどこに?」
四条「本物のストーカーはすでに、今までの話の中に登場しているよ」
宗助「えっ?……ひょっとして『19時半の客』ですか?」
四条「その通り。そしてその『19時半の客』こそが早緑さん殺害の犯人なんだ」
煙山「一体誰なんだ?四条!いい加減教えてくれ!」
四条「プレゼントであるはずの日本刀が天井裏に隠されていたという事実。この日本刀は『19時半の客』が、自身の存在を隠すためには絶対にこの場所にあってはならないものです。何故そんなものがここにあるのか?少し考えれば分かります。 犯人は殺人を犯してから、まだこの現場を離れていない。いや、離れることができたなかったんです。……犯人はあなたですね。的場刑事」
的場以外全員が的場の方を見る。
うつむいて黙っている的場。
竹下「そんな……まさか……」
四条「宗助君が見つけてくれたこの刀、模造刀ではなく本物のようです。本物の日本刀を所持するためには登録が必要なんです。調べればあなたの名前が間違いなく出てくるでしょう」
煙山「的場……本当なのか?本当に、お前が……?」
四条「そもそも今回の事件、多くの場合において的場さんは情報を操作できる立場にありました。現場を担当する刑事である的場さんは、多くの真実の中にいくつかのウソと偽装工作、そして私たちに対する印象操作を織り込むことによって自分を容疑者の圏外に置くことに成功したのです」
宗助「そういえば……森田さんのことをストーカーだと印象づけたのも的場さんの発言でしたね」
四条「それだけじゃない。さっき宗助君たちがいない間に私が披露した、嘘の推理に至る情報のほとんどが的場さんの証言、もしくは的場さんに促されて手に入れた情報だったんだよ」
宗助「そうだったんですか。……気になるなあ。後で聞かせてくださいね。その嘘の推――」
煙山「何とか言えよ的場!!なんで何にもいわねえんだよ!!否定しろよ!怒れよ!犯人呼ばわりされてんだぞ!」
ぽつりぽつりと話し始める的場。
的場「……僕は、彼女……早緑弥生と幼なじみでした。その頃から……小さいころからずっと……好きだったんです。大人になって久しぶりに出会って思い切って告白して……付き合っていた時期もあったんです。結局、ふられたけど……それでも諦めきれなくて、ずっと遠くから眺めていました。本当に殺すつもりなんてなかったんです。本当です。日本刀だって、彼女への気持ちが本物だっていう証拠に、300万もする本物を買ってきたんです」
多胡「300万!?本物のミニクーパーも買えるじゃん……」
煙山「的場……」
的場「昨日、彼女に呼ばれて19時半にこの部屋に来てから30分間は本当に夢のような時間でした。彼女の今の部屋に入るのは初めてでした。彼女は僕が本物の日本刀を持ってきたことをすごく喜んでくれました。だけど20時を回ったあたりから急にそわそわしだして、僕を帰そうとしました。その口実も……他の人と同じでした」
多胡・麻木・戸川「(口々に)出かけなけなきゃいけない」
的場「僕は帰りたくなかった。だから、全部話したんです。他の交際相手のことも知ってる。もう辞めたほうがいいって。でも彼女は全然聞いてくれなくて、21時に近づくにつれ、どんどん僕に冷たい言葉を投げかけはじめました。やがてトイレへ行ってメイド服に着替えた彼女は、煙草を吸いながら、僕に向かってこう言ったんです」
再現回想へ。
早緑、メイド服姿で登場。
早緑「もうさ、マジで帰って来んない?森田さん来ちゃうから。大体さあ、あんたそこまで知ってるならなんで来たの?マジで気持ち悪いんだけど。やっぱストーカーじゃん完全に。ほんとヤダ」
姿見見ながら着こなしをチェックする早緑。
早緑「本物の日本刀持ってきたときは結構使えると思ったのに。あーキモい。帰って。あ、日本刀は置いてってよ。プレゼントなんだからさ。刑事とかビンボーだし、マジでやりなおすとかありえないから。ってかもう二度と会わないし」
早緑、しゃべり終わると馬の面かぶる。
的場、ためていた感情が噴き出す。
的場「……うああああ!!」
灰皿拾って早緑を殴る的場。
鈍い音が響く。
早緑が倒れ、的場は肩で息をしている。
しばらくして、ドアチャイムの音。
的場、はっとして玄関の方を振り向く。
再び、ドアチャイムの音。
森田の声「森田ですよー!」
再現回想が終わる。
的場「とりあえず僕が来た証拠を消すために、指紋を拭いて、冷蔵庫に残っていたケーキも含め処分しました」
煙山「処分って、食べたってことか?」
的場「はい。捨てに行くことも難しかったので」
煙山「ということはまさか……お前ケーキ3個も食べたのか!?」
宗助「甘味への執着がスゴイな。もういいよそれは。続きを聞きましょうよ」
的場「……あの時、森田さんがチャイムを連打してくれたのは幸運でした。僕が触った場所で指紋を拭くと不自然な形で残るのが、そこだけだったからです。ただ、僕にとっての不運も同時にありました」
宗助「早緑さんの通報……ですね?」
的場「ええ、彼女にまだ意識があることに気づいたときはもう遅かった。すでに警察に通報したあとでした。ただ、彼女の頭の傷が致命傷であることにかわりはなく、まともに喋れなかったようですが、警察がくるのは時間の問題でした。それから僕は急遽彼女が事故で死んだように見せかけるため、色々な細工をしました。車の模型に足の指紋を付けたり、灰皿に彼女の指紋をつけて床に置いたり、閉まっていた玄関の鍵を敢えてあけたりしたんです」
四条「日本刀を隠したのも、その時ですね」
的場「はい。まだ森田が近くにいるかもしれませんし、警官と鉢合わせになる可能性も高かった。部屋を出るわけにはいかなかったんです。ほとぼりが冷めた頃にこっそり持ち帰るつもりでした」
四条「そしてあなたは通報でやってきた警官を隠れてやりすごし、その後、やってきた本隊に何食わぬ顔で合流した」
煙山「それでお前、非番なのに一番乗りだったのか!?手袋忘れたのも……ひょっとしてその服装も……被害者とデートするためだったのか!!」
的場「……すいません……その通りです」
竹下「事故に見せかけるつもりだったのに、殺人事件だと断定されたのは?見込み違いだったのか?」
的場「いえ、状況が状況ですから、そうなっても仕方ないと思いました。頃合いを見計らって僕が事故だという推理をしようと思っていました。だけど……」
四条「私が捜査に介入してきてしまった」
的場「はい……」
四条「時間が無かった所為もあるんでしょうが、いくつかずさんな点もありましたね。例えば、煙草の灰。本来なら事故の場合でも散らばってなければならないはずですが、綺麗に掃除されている。殴った場合と事故の場合では散らばり方が違いますから、こうするしかなかったのでしょう。あとは……車のおもちゃについた指紋。被害者の指紋以外に、少なくとも多胡さんの指紋がなければおかしい」
的場「そこまで分かってたんですね。おっしゃる通りです」
麻木「なあ、あんた……何も殺すことは無かったんじゃないか」
戸川「確かに最低の女だったけど……どうせ放っておいてもろくな死に方しなかっただろうよ」
多胡「そうだよ。アンタがやる必要なんてなかった」
森田「……森田もそう思う」
的場「そんなことはない!彼女は本当に心根の優しい女性なんです!」
煙山「的場……」
森田「そう思いたかった。僕は否定したかったんです。彼女が変わってしまったということを。僕が刑事になったのは、小さいころ彼女が「刑事ってカッコいいね」って言ってたからなんです。だから、彼女がこんなことを言うはずはない、これは彼女じゃないって――」
煙山、的場をぶん殴る。
倒れたところを胸ぐら掴んで、
煙山「クソ馬鹿野郎!!変わらねえ人間がいるかよ!!変わるから人間なんだよ!!くだらねえこと言ってんじゃねえ!!お前、言ったじゃねえか!「犯人検挙1000人目指します!」ってよお!あれは嘘だったのかよ!変わったのはお前の方じゃねえのか!!」
的場「すいません……すいません……」
竹下、煙山の肩を叩いて落ち着かせて引き離す。
煙山、涙を見せないように皆に背を向ける。
竹下「的場」
的場「……はい」
竹下「お前の手錠と鍵を貸せ」
的場、手錠と鍵を取り出し、竹下に渡す。
煙山「……お前、デートでも手錠は持ってるんだな」
的場「……覚えていますか、『手錠は肌身離さず持っておけ。刑事の魂だ』――教えてくれたのは、煙山さんですよ」
煙山「バカ野郎が……。それをテメエの腕にかけるなんて、とんだ笑い話じゃねえかよ……」
煙山、竹下から手錠を奪って、
煙山「(時計を見て)午前4時27分。的場悟、お前を早緑弥生殺害容疑で逮捕する」
的場に手錠をかける煙山。
竹下「……署には俺が連絡するよ。煙山、迎えが来るまでお前は少しここで頭を冷やせ」
煙山「……ああ」
竹下「(容疑者たちに)事件は解決しました。あなたたちも、もう帰っていただいて構いません。ご協力ありがとうございました」
容疑者たち「(顔を見合わせ、気まずそうにハケる)」
竹下、的場を連れてハケていく。
竹下「(ハケぎわに)四条さん、煙山のこと頼むよ。こいつこう見えてナイーブなところあるから」
四条「……ええ、知ってます」
的場、煙山に深々と礼をする。
竹下、的場の肩を叩いて一緒にハケていく。
宗助「……先生、僕は先に車に行ってます」
四条「ああ、ありがとう」
宗助、ハケる。
四条と煙山の間にしばらく沈黙の時間が流れる。
四条「……変わらない人間はいない。変わるから人間だ、か。君らしいな」
煙山「結局……あいつは最後まで空白の時間を埋められなかったんだな。子供の頃の彼女と、大人になって出会った彼女との間の空白をさ……」
四条「……」
再び沈黙。しばらくして、
四条「あああっ!」
煙山「なんだよ。驚かせるなよ」
四条「思い出したんだよ。さっきの麻木さん、やっぱり前に会ったことがあるよ。苗字が変わってるが、間違いない。なんで宗助君気づかなかったんだろう?」
煙山「そうなのか?」
四条「私が探偵事務所をやり始める少し前だよ。覚えてないか?ほら、宗助君の……」
煙山「いや、覚えてないなあ……」
再び沈黙。
煙山「……あぁ、そうだ。今度うちに来て一緒にメシでも食わないか?妹が久しぶりに会いたがってたぞ」
四条「……考えとくよ」
煙山「あいつ、お前に気があるのかなぁ」
四条「夏芽さんは君に全然似てなくて美人だからね。まんざらでもないな」
煙山「うるせーよ!」
四条「……」
煙山「……」
四条「そろそろ私も帰るよ。宗助君が待ちくたびれてそうだ」
煙山「ああ」
四条「……じゃあ」
ハケようとする四条に煙山、
煙山「四条!」
立ち止まる四条。
煙山「ありがとう。今回も助かった」
四条「……何かあったら、また呼んでくれ。私の脳は、いつでも謎に飢えて踊っている」
煙山「……前から言おうと思ってたんだけどさ」
四条、振り返って煙山を見る。
煙山「それ、かっこよくねーぞ」
四条、ダンディ坂野のようにチョケてハケる。
煙山、それを見てちょっと笑った後、煙草を取り出して火をつける。
ゆっくりと大きく吸い込み、煙を吐き出す。
徐々に暗転。
ミッシング・タイム~奇抜探偵・四条司の堂々たる推理~ @kanbou
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