登場人物の躍動感とギャグのキレの良さ

キャラが生き生きと動く、躍動する。
作者自身、楽しんで書いているのではないだろうかと思われる。時に筆がノリ過ぎて悪ふざけが過ぎるギャグもあるが、それでも基本的に作者の視線は優しい。
読んでて時に読者がツッコミたくなるような、しょーもない(褒めてます)ギャグの数々。転生もののラノベ、だけど、これは何だかギャグ漫画なんじゃないかとも思う。絵が頭の中で勝手に動くから。

そしてよくある転生もののような、現実社会でうまくいかず死んで異世界に転生してチート能力でウハウハ、みたいな中身のない現実逃避的妄想話でない所が何よりも良い。
これまで生きてきた経験をファンタジー的世界でまっとうに活かし、かつ、また日本に帰れるような気配を感じさせながら物語が進む。
私としてはまだまだエリィと小橋川が分離して欲しくないが、そういうわけにもいかないか。


作者からのコメントで、他の連載と並行してだから更新はゆっくりになるが物語のテンポを良くするとの事。
早く続きを読みたいのはヤマヤマだが、願わくば、急いで風呂敷をたたんで完結させるような事だけはして欲しくない。

四葉先生、お忙しいとは思いますが、待ち続けます!エリィ達をどうかよろしくお願いします!