バラ・ライチ・フランボワーズで羊羹の日

 十月八日恒例羊羹の日について、です。

 羊羹の日を制定したのは、煉ようかん発祥の地とされる和歌山県の羊羹専門店、紅葉屋本舗を営む五代目羊羹職人の坂井良雄氏です。

 秋も深まり過ごしやすくなる十月は食も進むようになります。すなわち、食欲の秋の十月と、縁起の良い言葉「八福」にちなんで氏は八日を選んだそうです。

 語呂合わせは、「10=いと おいしい 8=ようかん」。

 「日本食糧新聞」のホームページに、羊羹の日及び羊羹についての情報が掲載されています。


 ではここで、羊羹の日にちなんだ自作をご紹介します。

 『あやかし冥菓見本帖』の番外編、菓子司美与志のあやかしメンバー勢揃いで羊羹の日のイベントを楽しむ話です。

 それから、もう一編は、羊羹といえば虎屋の新ギャラリー訪問記も併せてお楽しみください。

 いずれもすらすらっと読めますので、よろしかったらこの機会にご一読を。


『あやかし冥菓見本帖』

「番外編 羊羹の日記念 新作羊羹選手権 一」

https://kakuyomu.jp/works/1177354054884556736/episodes/1177354054891561211


『本を買いに行きました』

「五十箇所目 虎屋赤坂ギャラリー 虎屋文庫ブックストア 港区」

https://kakuyomu.jp/works/1177354054882605676/episodes/1177354054895105415


 さて、タイトルに出てくるバラ・ライチ・フランボワーズですが、何を意味するかご存知でしょうか。

 スイーツ好きならばすぐにぴんとくると思います。

 そうです、あの手のひらに載せて愛でたくなるピンクのプチスイーツ。

 イスパハン。

 それは、エキゾティックな都市の名前を持つ甘い誘惑……時代遅れのコピーのような表現ですね……

 元は洋菓子ですがピンクで甘くて小悪魔的な和菓子に変身して、羊羹紳士を圧倒する存在感のある一品となったのが、イスパハン羊羹バージョンです。

 小豆との相性が想像つかないかもしれませんが、白小豆と合わせることで、花や果実の香りと風味が引き立つようにつくられています。

 写真を撮りました。

 微妙な色合いが引き立つように、陶器、磁器、ガラス、漆器と試してみた結果、辿りついたのは、渋く煌めく錫の皿でした。

 写真は後ほどつぶやきに載せます。


 

 では、みな様、今日はこの辺で。









 


 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る