最新話まで見て、夢中になれた感想です!
主人公の少年ダンと、存在自体が天災とされている黙示録の魔女ベアトリーチェ・アーリーが中心となって始まる物語。
この物語の面白いところは、作者こだわりの世界観と戦闘。
そして、キャラの掛け合いが魅力的でした!
細かくいうと、読者を置いてけぼりにしない武器や魔法の用語。
そして、世界観の説明までとても丁寧なのですよ。
会話のやり取りも無駄がなく面白い!
「面白い」というと、あまりに陳腐に聞こえるかもしれないですが、シンプルに伝えたいので、敢えてこの言葉を使わせていただきました。
戦闘シーンも注目してほしいですね。
ただ魔法を放って倒す単純な描写ではなく、互いの読み合いや考え、ギリギリの戦い方や勝つための作戦がそこにはあって、そういう考え方や戦い方があるのかっ!?と、とても勉強になりました。
まだまだ書きたいことがあるのですが、この辺にしておきましょう。
ネタバレになりかねないですからね。
素晴らしい作品ですよ!ぜひ、ご覧ください!!
この作品は家族の敵に一矢報いて死ぬはずだった少年と、自分を一度だけ殺した彼を弟子にした魔女の話です。
魔女を中心に据えて魅力的な設定・世界観を構築する本作ですが、最大の魅力はメインである二人の関係性だと解釈しました。
魔女はなぜ、少年の家族を殺したのか。復讐? 返り討ち? 偶然? 元々関係があった(仕方なく殺した)?
なぜ彼の命を救ってまで弟子に取ったのか。一目惚れ? 魔性の戯れ? 罪悪感(家族を殺した理由と関わりがあった)?
彼の名前は以前から知っていた(再会した?)のか、それとも彼が名乗ったのか、そういう類の魔術があるのか。
少年はなぜ、魔女と共にあるのか。魔女から教わったことでいずれ魔女を殺すため? そこに愛はあるのか? それは師弟関係によるものか、それ以上か。彼の動機が彼女を殺すことだとすれば、彼女の動機は……?
二人の関係性だけに焦点を当てても空想が止みません。
今後の展開に乞うご期待!