3 ②仏教説話(お経・観音利益)型
収録:
『
『今昔物語集』巻第十六
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『「説話」大百科 大語園』より「
説話としては一番多い。
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メインとなる人物の特性ごとに分類されてて、この話は「
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実際この話もクライマックスの一部しかないし、何より、科の合同研究室にあるコピーをためらうぐらいボロボロの文庫本でしか
『今昔物語集』はhttps://kakuyomu.jp/works/1177354054894714390/episodes/1177354054894717258の最後の方参照。
『
とりあえず内容は『今昔物語集』準拠で。
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昔、
毎月十八日には
幼いけれども、慈悲深く、悪しき心はなかった。
ある時、この娘が家を出て歩いていると、捕まえた
娘がそれを見て、「その
娘はそれを聞いて、「その
娘はこの
その後、この娘の父親が田を作っていると、毒蛇が蛙を飲もうと追って来るのとあった。
父親は蛙をかわいそうに思って、蛇に向けて、「お前、その蛙を許してやりなさい。わしの言ったことに従うなら、お前を
蛇はこれを聞いて、父親の顔を見ると、蛙を追うのをやめて、
父親は「つまらぬことを言ってしまった」と思って家に帰り、この事を嘆いて物も喉を通らないありさまだった。
母親と娘が「どうして物も食べずに嘆いているのか」と問うと、「これこれこういう事があって、思ってもいない事を言ってしまったので、それを嘆いていた」と答えた。
これを聞いた娘が「早く食べてください。嘆くことはありません」と言ったので、父親はそれにしたがって物を食べて嘆くことをやめた。
その夜に門をたたく者がいた。
父親が「これは例の蛇が来たに違いない」と思って娘にそれを告げると、娘は「三日後に来るように言ってください」と言う。
さて、父親が門を開いてみると
父親が「今日から三日後にいらっしゃってください」と言うと、この
その後、娘は厚い板で
そして、父親には「今夜、あの蛇が来て、門を叩いたら、すぐに戸を開いてください。私はただ観音様の加護を願います」と伝えて
夜になってすぐ、あの
娘の両親はこれを聞いて、恐れるしかない。
夜中になると、この戸を叩く音がやみ、蛇の鳴く声が聞こえたが、その声もやがてやんだ。
夜が明けて見てみると、大きな
娘が
その後、蛇の苦しみを救済し、
この寺の名を
この話を思うに、この娘はただ者ではないと思われる。観音の霊験は不可思議なものだと、世の人は尊んだと語り伝えられている。
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注釈はこんなもんかな。
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・
現京都府城陽市近辺。奈良⇔宇治間の道筋にあり、古くから知られた地。
郷名としての久世もあり、鷺坂、小笹峯などの歌枕がある。河内の交野とともに知られた狩猟場だった。
・
・我が家に(死んだ)魚が〜
生きてる魚だったらこの子絶対こんなこと言わない。
・
位階の
秦の始皇帝が雨宿りした松に
・
仮の倉。今回三日で急ごしらえしたわけだしね。
・
読み下しは「
この後に「
・蛇の苦しみを救済し、
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そしたら違いをクリティカルな部分だけ違ってるやつだけ上げてくか。
書いてなかったら『今昔物語集』と同じです。
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・山城国久世郡
『
「蟹満寺記」 京都
・初日、
『
『
「蟹満寺記」 衣冠束帯
・「三日後来てください」と父親が告げる
『
『
「蟹満寺記」 「三日後来てください」と娘が告げる
・「肝があぐらでもかいてるのか」レベルで基本冷静に対処する娘
『
『
『
・死んだ蛇の様子
『
『
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「
・端正で美麗なお坊さん
『
『
『
『
「
※つまり『今昔物語集』がマイナー路線
・↑で現れた者が教えてくれること
『
『
「
・娘が積んだ功徳(七歳で
『
『
「
・最終的な帰結(
『
『
『
『
「
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よくスラスラ書けるとか思った? レジュメ作成で表作ったからそこからの転記だよ。
まあ、ぶっちゃけ、この話の中の差異で異色なのは、唯一寺の縁起として終わらない『
これが実はとんでもねー大問題だったりするので、重箱の隅つつきタイムはじめたいんだけど、あとに回すね。
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