二週間目
8日目
記録時間 8:00 A.M
今日はきっちり七時に起きることができた。おかげでご飯も外出準備もゆとりが持てた。
そうだ。今日は高校の転学申込しないと...フレンズ対応の通信制高校あるのかな...
ま、今日も張り切ってオーダーを遂行しよっと。
記録時間 11:00 A.M
書類も一段落書き終えたので今記録をしている。保護者の同意か...そもそもフレンズの時点で保護者なんていない気が...まあやれるだけやってみようかな。
それにしてもお腹が減った。何か食べようかな。そうだ。
お散歩の帰りに買った、生食用のお肉。僕、大好物なんだよね。ごはんの上に生食用の牛肉を出ての形になるように乗せて、刻んだネギと七味を少々...真ん中の卵は贅沢で温泉卵を載せて、胡麻油と醤油ををかければ....完成!TKGinユッケ!
香りもいい...では...うん!イケる!熱々のご飯に少しひんやりしたお肉。ちらしたネギがみずみずしくて、醤油との相性もいい。七味のピリ辛の効果で食欲がそそるし、なんといっても卵と牛肉のマッチが最高!
ごちそうさまでした。
午後のオーダーも頑張るぞー!
記録時間 9:00 P.M
オーダーが終わって、少し体を動かしたいと思ってサンドバックで少し運動をした。なかなか楽しい。やればやるほど腕が磨かれていくような感覚がわかる。お腹が空くまでずっとキックボクシングをした。
今日の夜ご飯は昼ごはんにお肉を食べたから野菜料理にしようと考えている。
あるものといえば、トマト、キャベツ、ハム、れんこん、じゃがいも。これを使って一つ主食を作ったら寝ようと思う。
今日の記録はここまでかな。また明日。
今日の食事
朝 ハムエッグ 白飯
昼 リカオン特製ユッケご飯
夜 野菜炒め
睡眠時間 10時間
9日目
記録時間 8:00
今日はなんとなくお外を駆け回りたい!お外に行って遊ぼう!
その前にご飯だ!た~くさん食べるぞー!
記録時間 9:00
【音声ログ】
うわーい!あはははは!あはは!うぉう、おーおー!いぃひひひ!ふふふ!あーはー!
「どこここ!なんでぇ!」
かりごっこだね!まけないんだから!
【文章ログ】
ふぅー楽しかった!今日はたくさん遊んだねぇー!
今日のご飯は何にしようかなー!
記録時間 9:30
ごはんおいしかったー!今日はまだ眠くないからまだ遊ぶよ!
今日はたくさん書くのはおしまい!
今日の食事
朝 ハム
昼 焼き鳥
夜 ステーキ
睡眠時間 5時間
10日目
記録時間 9:00 A.M
今日は、よく寝た。
とっても、お腹、減った。
今日の、姿、とうめい。調べる、見つけた、セーバル。
セーバル、お魚、食べる
記録時間 11:00 A.M
セーバル、とっても、眠い。
でも、お腹、減った。
セーバル、ご飯、食べる。でも、冷蔵庫、空っぽ。
セーバル、買い物、行く。
記録時間 8:00 P.M
セーバル、たくさん、買った。
お魚、たくさん、買えた。
セーバル、料理、頑張る。
セーバル、料理、ぼんばー。
今日の食事
朝 焼き魚
昼 焼き魚
夜 セーバルお魚ボンバー
睡眠時間 12時間
11日目
記録時間 10:00 P.M
今日はまだ眠いでーす...まだ寝てたいけど記録しなきゃ...
今日は天気は晴れ、涼しい気候です。
って書いたら今日は終わり!お菓子食べるでーす!
記録時間 1:00 P.M
【定期起動による音声ログ】
あははは!おもしろーい!
お外で遊ぶの楽しいでーす!
おおっ?そこにいるのはエトピリカちゃん?
おーい!いっしょにあそぼー!
記録時間 11:00 P.M
【定期起動による音声ログ】
すぅ...すぅ...
もうたべられませーん....
今日の食事
朝 ジャパリチップス
昼 ジャパリソーダ
夜 じゃぱりまん
睡眠時間 10時間
12日目
記録時間 7:00 A.M
ふう。いい朝ね。今日は勉強でもしようかしら。
その前に自分のことについて調べなきゃね。
えーっと...これはエプロンドレスに青いリボン...わかったわ!オポッサムモドキね!記憶には自信があるオポッサムモドキになったのね!
よし。たくさん勉強して身につけるわ!
記録時間 10:00 A.M
ふう。少し休憩しようかしら。よくここまで勉強できたわ。自分が怖いくらい沢山進んだわ。
今日のご飯は何にしようかしら。
糖分がたくさん欲しいから今日はスイーツにしましょうか。
まずはガラスのようにを用意して、そこに網で濾した卵液、牛乳を入れて、湯煎で30分。冷やして完成の簡単スイーツ。プリン。
うん。おいしい!流石私ね!
よし。午後も頑張るわよ!
記録時間 9:00 P.M
ふう。疲れましたわ。でも、たくさん身についたから良かったわ。
今日の夜ご飯はかんたんな炒め物を食べて寝ましょうか。
そういえば、昨日からおかしなことが多かったわ。
いつの間にかフレンズか近くで見当たるようになったし...
まあ考えるのは今度にしましょう。
今日の食事
朝 食パン
昼 プリン
夜 野菜炒め
睡眠時間 9時間
13日目
記録時間 9:30 A.M
今日はいい日ねぇ〜水浴びをしたくなってきたわ。
その前に、ご飯ご飯っと。
あら?お魚がないわ…ちょうどいいし、買い出しに行きましょうか。
記録時間 11:00 A.M
今日はデパートまで遠出したわ。なかなかいい品物が多くて便利ね。子供たちも多いし、親子連れにはもってこいの場所ね。
今日のご飯用に豚バラ肉に刺身、あとはお米を…
この匂い…ハンバーガー!ここのハンバーガーは美味しいかも…
今日のお昼はこれで決まりね。
記録時間 9:00 P.M
今日はお昼食べたあとほぼ水浴びをしてましたわ。
なかなかリラックス出来て良かったわ。さて、今日のご飯は豚バラ肉を使った生姜焼きよ。
ニンニクとごま油で焼き、ニンニクの芽を入れて醤油と一緒に焼くと…簡単な炒め物の出来上がり。
うん。これなら沢山進むわ。
ふふっ。まるで人間火力発電所みたいだわ。
そうだ。刺身もあったんだわ。うん!温まった胃のタービンが冷却されてまた稼働し始めるのがわかるわ…
ごちそうさまでした。
今日は水浴びをしたら寝ましょうかね。
今日の食事
朝 ハムエッグ
昼 ハンバーガー
夜 豚バラ肉 刺身
睡眠時間 11時間
14日目
記録時間 7:00 A.M
今日はいい朝です。小鳥は歌って、花の匂いは良い。
今日はなにかやることもないからとても暇なのです。そうだ。ボランティアでもしましょう。
フレンズのボランティアは幼稚園のお友達?教師ってことかな...
歌なら得意だし、現地で集合だから行ってみようかな。
記録時間 10:00 A.M
【音声ログ】
「みんな、こんにちはー♪ボクはニューギニアハイランドワイルドドッグ、ニューちゃんって呼んでね♪」
「「「はーい!」」」
「ニューちゃんは今日の特別講師です!歌を一緒に歌いましょうね♪」
「「「はーい!」」」
【文章ログ】
今日は楽しかった。子どもたちと遊べたのは楽しいし、何より歌をみんなの前で歌えた。かくれんぼも楽しかった。
ボランティアが終わってすぐにお腹が空いたので、コンビニに行って牛乳とジャーキーを買って帰った。めっちゃ美味しい。
記録時間 11:00 P.M
今日はまた路上ライブをやってきた。優しい歌でみんなを癒やしたりするのはとっても楽しかった。
ボクは今のままがいい。
きっと、今のままが一番幸せ。でも、毎日姿が変わっちゃうから仕方のないことかもしれない。
だから、家に帰って、ボクは服を脱いで大事に保管した。今はTシャツ。
今日のご飯はおいしいごはんでも食べて寝よう。
今日の食事
朝 ハムエッグ
昼 牛乳 ジャーキー
夜 サラダ
睡眠時間 8時間
【IF,or,END?】
二週間目 終了
描き下ろし単発小説
「アニマルボーイと飼育員」
「はーるのーうらーらーの、すーみーだーがーわー♪」
「あら、ニューちゃん今日もいい声ね♪」
気持ちよく歌っているニューギニアハイランドワイルドドッグの歌声に飼育員はうっとりする。
「もう、僕はニューくんって言ってほしいですよ...」
「かわいいからニューちゃんでいいじゃない♪」
「もう...あ、今日も検査ですか?じゃあ準備してきますね。」
検査だと思って少し嬉しそうにしっぽを振りながらおもちゃ箱を持ってくる。
「わっととと...あっ!」
「ニューちゃん危ないっ!」
躓いたニューギニアハイランドワイルドドッグを抑えるように飼育員が飛び込む。
ごつん!
「うう...ニューちゃん大丈夫...?」
「はい...なんとか...」
二人の声が変わっていることに気づき、少しの間静寂が訪れる。
「「えええええええええええええ!!!???」
「えっと...僕が、飼育員になって...」
「私が、ニューちゃんに?」
「もしかして頭がぶつかったときに...入れ替わった..?」
「かもしれないわ。興味深いわ...」
飼育員はこの状況を記録して、ニューギニアハイランドワイルドドッグは呆れた顔をしながらボールで遊ぶ。
「でもこの場合、ニューちゃんがお姉ちゃんになるのかしら?」
「そういうことになりますね。でも僕は飼育員って呼びますよ。」
「もう、乗らないなぁ...」
「そうだ。ちょうど検査も終わったし、ご飯食べに行こっか。」
検査が終わった飼育員は外食を提案する。
「いいですね。早速外食に行きますか!」
ニューギニアハイランドワイルドドッグはフリスビーを持って来る。
「...あくまで試験外出だからね?遊びは無しよ?」
「そうですか.,,」
フリスビーをおいて外出する。
「...なんで飼育員は僕の飼育をしたんですか?」
ニューギニアハイランドワイルドドッグが聞く。
「それはとってももふもふだからよ!」
「即答ですね...]
「いいのよ!可愛いから!ほら、ご飯食べましょ!」
「お腹いっぱいになったわ。じゃあ帰りましょうか。おっと!」
「あっ!飼育員!」
躓いた飼育員をかばうように飛び込む」
ごつん!
「いてて...あっ!もどった!」
「もっと楽しみたかったのに...」
衝撃で戻って。一安心するが。ニューギニアハイランドワイルドドッグは少しもやもやしている。
「!....もしかして、私のこと、ドキッとした?」
「し!してないですよ!もう...!さ、帰りましょ!」
今日はへんてこな一日だったと二人は思い、家に帰った。
-アニマルボーイと飼育員- 終
1日1フレ! 戌井 ちぃ @TakenokoNovel
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。1日1フレ!の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
私は情報屋/戌井 ちぃ
★0 エッセイ・ノンフィクション 完結済 1話
カミヒトエの色/タコ君
★34 二次創作:けものフレンズ 連載中 75話
けものフレンズ恋愛短編集/気分屋
★111 二次創作:けものフレンズ 連載中 13話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます