2020.3.10 『私の時間帯』
耀綺夜空
第1話
仕事を終え、退社すると雨は既にやんでいた。少し暖かい湿った空気。地面は、まだ
濡れている。そう言えば、仕事中、雨の音が
一時豪雨のようっだった。傘は、何とか忘れずに帰れた。
ふと、カキフライが食べたくなった。
こんなに暖かくなったら、牡蠣のシーズンも終わってしまう。
スーパーに寄り、牡蠣を買う。店は、
普段より人が少ない。トイレットペーパーも普通に売っていた。
自宅に着くと、座らない。座ってしまうと、料理するのが億劫になってしまうからだ。
夕食にカキフライをしいると、ネコが冷蔵庫の上に登って、その光景を見ている。
出来上がりの熱々のカキフライを食べる。そのテーブルの下で、ネコがキャットフードをカリカリ音を立てながら食べている。そんな音を聞いていると、ネコも家族なんだなと思う。
2020.3.10 『私の時間帯』 耀綺夜空 @daikitikiti24
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