一度は破局を迎えた王子から再び求められたヒロインの決断は……?

王道ど真ん中の異世界?恋愛もの、という内容でした!
テンプレ?かどうかは私も分かりませんが、恋愛モノの構成パターンはだいたい決まっていますからね。
個人的には物語よりも、それを演出する表現力の方が大切なジャンルだと思いますし、その意味で本作はとても読み応えがあるものでした。

三人称なので直接的な心情描写は少なめですが、終盤のディランやノアの葛藤には鬼気迫るものを感じました。

大好きだった王子と破局を迎えたノアが、再び王子から求められ……。
その時の彼女の選択は?

これがハッピーエンドなのかどうか、もしかすると別の見方をする人もいるかもしれませんが、個人的には納得の結末でした♪
なんというか、久しぶりに、男女間に揺蕩う恋愛感情を真正面から描いた作品を拝読した気分です☆