第2話高度な本好きと再読の名著

ここは教室。そしてここにとある本好きが2人。

本好きC、本好きBが自席にて読んでいた本について、とある事実を発見する。


C「あら、その本、昨日も読んでいたね!」


B「そうなのよ、最近、この本にハマっていて」


・・・ここまでは普通!いたって普通の本好きの会話である。


だが、高度な本好きであるC、速読派の本好きであるBが同じ本を連日読んでいるという事実を見逃さない・・・!


キラークエスチョンを投げかける。


C「ちなみにその本、読むのは何回目?」


・・いい質問。・・圧倒的いい質問!


B「これで10周目かな」


・・・当たりだった。Bが速読をする理由、それは合わない本を読み始めてしまったとき、その時間的ダメージを最小限に抑えるため・・・!


よって、Bが再読する本、それは名著である可能性が高いのである。

そしてそのBが10回も再読する本は多くはない・・・・!


つまり、この本は名著であると導くことができる・・・・!


C「ほう」(メモとペンを取りだす)


Cもそれは百も承知・・・!比較的遅読派であるCにとってBの選書術は重要なのである。


Cは、Bの読む本のタイトルを素早くメモに取った。


◆今回のポイント

本好きな人が再読している本は名著である可能性が高い!

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高度な本好きシリーズ たkる@小説垢 @takeru00022

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