第8話 勇者パーティーの食事第2弾

 さてと、悩んでても仕方ないし始めますか。今皆は何をしてるかなーっと。

「まてーい今日の晩御飯!昇○拳!」

 武闘家ちゃんその技は色々と危ない!ていうか何追いかけてるのかな?僕の目が間違ってなければそれグリフォンだよね。前回の魔法使いちゃんのドラゴン討伐といい、なんで君たちは伝説獣とも呼ばれるモンスター達を晩御飯にしようとするかな?

「よし!クリーンヒット!これで晩御飯は美味しいの作って貰えそうだね。」

 例のごとく1発なんですね。もうそこには突っ込まないよ、そこには。どうせその場で捌くんでしょ?知ってるよ。

「捌いて持ってかないと怒られるよね。瞬裂波!」

 ああ、なんということでしょう。両手を振っただけで目の前のグリフォンがスパスパと切断されていくではありませんか。あれが今回の晩御飯か。昨日のDVDでも見ながら待とう。

 〜数分後〜

「おーい!ご飯が出来たぞー。」

「「「はーい」」」

 このやり取りも前回見た。というか昨日も同じやり取りだったんだね。DVDで見た。

「今日の晩御飯は武闘家がグリフォンを狩ってきてくれたから、グリフォン肉のステーキとグリフォンカレーだ。」

 やっぱり美味しそうだなぁ。というかエプロン姿の剣士くん可愛いね。最早剣士ちゃんなんじゃないかな。

「カレーにはもも肉とむね肉を使ってるんだな。ステーキは・・・バラ肉か?」

「ああ。通常の鳥にはない部位だからな。」

「ほー、美味そうだ。」

 グリフォンのステーキかぁ。グリフォンのバラ肉ってどんな味なんだろうね?臭みが強そうな気もするんだけど、あれ見ると普通に美味しそう。

「カレーは2種類のお肉の違いが分かっていいね。鳥部分のお肉だからスパイスとの相性も抜群で、何回でもおかわり出来そうだよ。」

 さすが武闘家ちゃん、今回も飯テロな食レポで。

「このステーキも脂が口の中ですぐ溶けて、甘みが広がりますー♪それなのに、お肉の部分はしっかりしてて、食べごたえ満点です♪」

 魔法使いちゃんも飯テロ食レポか。ダメだこいつらの食事シーンは毎回お腹空く。あー、今日もまたラーメン作って食うか。天使長もラーメン食べる?

『こんな時間に食べると太りますよー。』

 失敬な、神さまは太りません。例外は居るけど。

『はいはい、私は豚骨でー。』

 結局食べるんだ。しかも豚骨。まあいいや、食ったらゲームでもしよー。

『じゃあ今日は終わりですかー。』

 そだね。じゃあ皆さんさよーならー。

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勇者パーティーの日常(笑) ひまち @himaningen1

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