閑話 神と天使長 その2

「ただいまー。」

 お昼になっちゃったけど。なんで暗いの?明かりつけて?

「おいバ神、私がなんで怒ってるか分かりますか?」

 バ神ってなにさ、確かに昼なんかに帰ってきたのは悪いと思ってるけど、それはちょっと酷くない?

「あ゛?」

「ごめんなさいでした。」

 覚悟決めてきたんで早めにひっぱたいてください。

「よぉし、目ぇ瞑って顔差し出せや。」

 パァン!パァン!パァン!パァン!パァン!パァン!パァン!パァン!パァン!

 1回って・・・言ったじゃん。

「うぅ・・・痛い・・・」

「はぁぁー!スッキリした!昨日のやつはそこに置いてあるんで勝手に見てください。あと、今日は剣士が可愛いエプロン付けてご飯作ってましたよ。撮ってませんけど。」

 えっ?撮ってないの?見たいよそれ。

「見たいなら今日の夜見たらいいんじゃないですか?そこまで頭が回らないんですか?やっぱりバ神じゃないですか。」

 心まで痛い。

「僕の扱い酷くない?300年前に君を拾ってから、100年くらいは僕を慕ってくれてたのに。」

「・・・そんな昔の事覚えてません。」

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