あとがき 

 最後まで読んでくださった方へ。ありがとうございます。

 最初に出したホムペの時点では、「それでもこういうことは若い時の思いよね」と言われ(笑)、「なろう」では反応が滅茶苦茶弱かったこの話が思いの他読まれたことを嬉しく思います。


 と言うか、そもそもこの話は7話+別ルート1話の8話の中の7話目でして。


・もともと最初は「RINGER」のケンショーの一人称の400字詰め100枚小説。ボーカルのカナイ君達のバンド「SS」の半分が入るまでのBL。ケンショー一人称。これがシリーズの1。小説花丸に投稿して「バンドものとしてはまあまあだがいきなりやってしまうのは」という1行感想。


・カナイ君とベースのマキノ君が出会って組むまでの話。マキノ君一人称。→「

ピアノとベースとわらう雨と、それを教えてくれたひと。」(原題「Laughin' Rain」)これが2。小説ウイングス二次止まり。


・新生RINGERで組んでからドラムのオズさんとマキノ君が一緒に曲を作れる様になるまで話。オズさん一人称。これが3。小説ウイングス一次だか二次。


・2つめの話と同じ時期のカナイ君にあった、友人コノエ君とその彼女タキノとの出来事。カナイ君一人称。これが4。小説ウイングスで最終候補。……毎度出してたんでお情けだったかなーと思い。


・カナイ君のことが好きな年上幼なじみサエナ会長とその友人ヤナセの話→「決して彼女には気付かれてはいけない」(原題は「Nightbirds」)これが5。長さと嗜好の関係で投稿せず。どう考えてもこの時代の流れに合うと思えなかった。


・1話目の不在の元ヴォーカリスト・めぐみ君がケンショーに誘われてから出て行くまでの話。これが6。これも長くなったので投稿せず。


・兄の一連の流れをずっと見てきた妹のミサキと友人サラダの話。→(原題はただの「Hold on」)これが7。これはもう長すぎたし、エンタでなし文芸というにも何だし、百合要素強くて、やっぱり何処にも投稿できる宛てがなかったので。


・番外として、マキノ君の師匠トモさん女体化させた別の世界線の話。トモさんが死ななかったら、という。というか元々8がトモさんが死ぬ話だけど、書けなかったという。

・9と10は予定していたけど書けなかった。9がカナイの総括で、10がケンショーの総括。一応彼等の付き合って別れて~また付き合ってぐだぐだになる予定の話だったと思う。んだけど、機を逃してしまった……


 で、これを書いてたのは90年代末~00年代前半。

 ワタシが最後にマトモにライヴハウス行ったのは渋谷にバンプ見に行って、ついでに「カフェブーム」真っ盛りの渋谷を見てこよう時期だったはずなんでその辺りですね。

 カフェはまあそれなりに定着しましたし、メロディアスではなくがなり系ヴォーカルがかなり多くなったなあ的でしたが。

 カナイ君のヴォーカルのイメージは初期のTMGEチバと高野哲とごっちゃにした感じでした。


 しかしあの時代に行き場が無かった5と7の反応が良くなったというのは本当に時代が変化してきたんだなー、と思いますわー。

 しみじみ。

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ホールドオン~きつく抱きしめて何処にも行かないで 江戸川ばた散歩 @sanpo-edo

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