高校生2人のおバカな会話が楽しくって可愛い!最後まで読んで、ノックアウトされました。状況が目に浮かぶようで...。面白い! おすすめです、
閏年という言葉を巡って交わされる二人の会話。読者も段々うるうについて気になってそわそわしちゃうでしょう! うん、自分はしました。青春を感じるラストに、心なごまされます。自分もまた4年後ちゃんとうるってられるといいなぁ。
犠牲者となっている生徒がいたことでしょう。可哀想に、合掌……。いつまでもお幸せにうるうってほしいものです。
うるうってなんだろう?この時間をうるわせた我が人生において、一度も「うるう」の本来の意味を辞書で引いたことがないというのは誠に遺憾のうるうところであります。本作を読んでも疑問は解決はいたしませんが、うるうがうるっているという点では大変タイムリーな小説でありますので、どうぞうるう本にせずに今のうちにご賞味ください。
なにやらとりつかれてしまいそうな言葉だ。うるえ。微妙に発音し辛いので余計にタチが悪い。一度気になり出すと確かに考えこんでしまう。うるえ。もはやセルフサブリミナル効果だ。うるえ。 詳細本作。
あー、確かに中高生ってこういう会話好きだよなあとか思ってしまった。リアリティあふれるラブ。
「閏年」……それは四年に一度やって来る、ある人たちにとっては一大イベント、だが!我々、一般人の多くにとっては「一日多い年」という認識でしかない。しかし登場人物の高校生男女ふたりは、「うるう」は一体、動詞なのかどうか、頭を巡らせて考える。うるう……うるう……それはなんだ? 今まで考えたことがない。高校生たちと一緒につい本気で考えてしまう。「うるうとき、うるえば、……?」あーあ、高校生っていいなぁ。戻れるなら戻りたいや、と思う一作でした。