箱庭の水槽

第1話

暗い闇の中だった。

自分の手の存在すら視認することができない闇の世界で、どれくらいの時間を過ごしただろう。

なぜここにいるのかはわかっている。

簡単なことだ。死んだからだ。

事故ではない。殺された。

理不尽に、暴力的に、一方的に殺された。

とんでもない話だと少年は憤る。何もしていない。殺されるような悪いことなど何もしていないのに、突然背後から襲われた。

抵抗のしようがなかった。世の中には理不尽が溢れている。きっと自分を殺した犯人は逃げおおせて今頃美味しいものを食べて舌鼓を打っているに違いないと、悔しさに歯を食いしばる。少年は絶望感に駆られた。

こんなことを考えるのも、もう何度めかわからない。けれどこの暗闇の中でできることなど絶望することくらいだ。

少年はふと、無駄だとわかっていながら少しの希望に賭けて自分の手を目の前に翳す。やっぱりあまりよく見えない、と思ってからすぐに違和感に気付いた。

ぼんやりと手の輪郭がわかる。

今までは人の形を保っていることすら疑わしいと思うくらいに、視界は闇一色だったのに、仄かに手に色がある。

少年は横たえていた身体を勢いよく起こす。

右手、左手、右足、左足、そして身体。

色も輪郭も目を凝らしてもはっきりしない、蛍の光より頼りない程の明度だが、見える。

少年は辺りを見回す。

右手側の暗闇の中に針の穴ほどの大きさの光を見つけた。

この暗闇で目が覚めてから初めての出来事だった。

少年は混乱する。あの光は出口なのだろうか。それとも光が漏れ出すだけの覗き穴なのだろうか。

どちらでもいい。とにかく光のほうへと、少年は転がるように駆け出した。いったいどれくらいぶりだろう。黒以外のものを見るのは。

外に出たい。外に出たい。

狂いそうなほど願ったことが今、現実になるかもしれない。もつれそうな自分の足にイライラを募らせながら光に手を伸ばす。

近づくほど光は大きくなっていく。

間違いない。出口だ。知らずに口元が笑みを浮かべる。

出られる。ここから! ついに!

見えるのは縦長の楕円形に開いた光だけで、その先に何があるのかは全く分からない。だが、先が見えないことへの不安など微塵も感じなかった。この暗闇から出られるという思いだけに思考は支配され、少年は全力で光の中へ飛び込んだ。

光の中から飛び出た先は、電車の中だった。

全力で走り出た脚は突然止まることができずに数歩進み、どうにか踏みとどまるように止まった。

全く予想していなかった光景に動きが止まる。何の変哲もない、普通の電車の車内だった。まさか電車に揺られながら閉じ込められた夢を見ていたわけじゃないよな、と自分を疑ってしまう。だが、いくら考えてもこの電車に乗った覚えもなければ、どこに向かっている電車なのかもわからない事にやはり居眠りをしていたわけではないことを確信する。

「あれ、自分から出てきた」

聞こえた声に目を凝らすと開閉ドアの前に、一人の少年が立っていた。見た目は小学生に見える。膝丈まである晴れた空のような青い色のパーカーの下から黒いズボンが伸びている。かぼちゃのような形の深い青色の帽子を被り、木でできた簡素な釣竿を持っていた。

変な子供だと思った。

だが、暗闇から出て初めて会う人間が年下であることに安堵した。話しかけやすい。これが厳つくて体格のいい人だったら一歩引いてしまっていたかもしれない。

「君、変なこと聞くけど、ここはどこかわかるかな」

「どこ、と言われても説明しずらいなぁ」

少年は困ったように首を傾げた。

まだ子供だから、詳しいことがわからないのだろうと思った。大人に載せられ降りる駅名だけ覚えているのかもしれない。

どこかに路線図はないかと視線をさまよわせながら、その時になってようやく視界に入るあり得ないものに気づいた。

水も無いのに、魚が電車の中を泳いでいる。それも赤や水色や紫に光る見たことも無い魚だ。

言葉もなく電車の中を見回すと、数匹の魚がまるで水槽の中を泳ぐようにすいすいと泳いでいる。何が何だか分からなくなった。

だが、今まで居た暗闇に比べたら魚くらい何でもない。右も左もわからず、起きているのか寝ているのかもすらあやふやだった今までに比べれば、視界に何かが映るだけでもありがたいと思う。だが、もしこれが自分にだけ見えているものだったら、と不安になった。現実に戻ってはきたものの、自分の頭だけがおかしいのだとしたら最悪だ。

少年は子供に目を向ける。目のクリクリした純朴そうな子供だ。多少変なことを聞いてもあまり気にしないだろう。

意を決して尋ねてみることにした。

「あのさ、魚とか、見えてる?」

「もちろん。ここは魚たちの住処だから」

「そう、なんだ」

あまりにも久しぶりに人と会話をした少年はしどろもどろに言葉を返す。子供相手に情けないとは思うが、万に一つもこの子供に置いて行かれる事態は避けたいのだ。どう話すべきか、言葉を選ばなければならない。機嫌を損ねたくないし、知っていることは全て教えてほしい。泣かれたり臍を曲げられたりしたら大変だ。

とりあえず、この魚は自分の妄想では無いようだ。

「お兄さん、年はいくつ?」

「俺? 一七歳だよ。君は?」

普通に話しかけられたことに少年は安堵した。少し緊張を解く。

「へー。若かったんだ。僕は大体十二歳くらいにしてる」

年下に若いと言われてしまった。しかも十二歳くらいにしている、とはずいぶんと舐めた発言だ。少し変わった言い方をするのが流行っているのだろうか。アニメか漫画でそんなことを話すキャラクターが居て影響を受けているのかもしれない。

普通なら、年上に対しての口の利き方を注意してもいいのだが今は非常事態だ。注意は後ですればいい。

今は現状を把握することが最優先だ。

子供はそれ以上何も話さず、ただ少年を観察するように眺めている。生意気な視線だった。値踏みされているような気がする。

「君は、どこに行く途中なの?」

とにかく情報が欲しいと思い、口の端を少し上げて笑顔を作る。子供は苦手だ。自分勝手で自己中心的だし何を考えているかわからない上に話はほどんど通じない。必然的にこちらがご機嫌伺いをしなければならなくなる。面倒くさいことこの上ない。

自分が死んでこの世界に来た以上、おそらくこの子供もそうなのだろう。死んだことに気づいていない可能性もある。本当のことを教えて混乱させてしまうと話がややこしくなるだろう。どうにか遠回りに話を進めなければならない。

せめて気が付いたらここに居たのか、どこからか迷いこんできたのかだけでもはっきりと知りたい。

「どこ、っていうかここが目的地なんだけど」

「……? ここに? どうやって来たのか覚えてるのか?」

「いや、そういうんじゃないけど。説明するのがめんどくさい」

ふざけるな、と声を荒げたかった。できる事なら今まで閉じ込められていたあの暗闇にこの子供をぶち込んでしまいたかった。

そうすればそんな口はきけなくなるし、こっちが今どれだけ外に出たくて堪らなくて下らない問答などしたくもないと思っているのかが身にしみて分かるだろう。みっともなく泣き崩れている子供の胸倉を掴んで、いいから出口を教えろと詰め寄ってやりたい。

少年はふと、実行できるのではないかと思った。子供を掴んで、体とそれを掴んでいる自分の手だけを暗闇の中に入れて、出口を言わないとこの暗闇の中に捨てると脅せばいい。念のために、自分の手を暗闇の中に入れるのは最小限にする。何かの拍子に転んでまたあの中に逆戻りなんてことになるのは心の底からごめんだ。

少年は後ろを振り向く。今出てきた暗闇は消えていた。

舌打ちをする。これでは子供を脅せない。やはり時間をかけて話を聞きだすしかない。だが、少し安心する。これであの暗闇に逆戻りしてしまう可能性は無くなっただろう。

「そういわずにさ。俺、ここから出たいんだよ。出口とか知らない?」

とりあえずここを出る方法だ。それさえ聞いてしまえば、こんな子供に用はない。とにかく下手に話しかけるしかない。

「お兄さん凄いね」

「何が?」

「見たことのない魚が電車の中を泳いでるのに、そのことはどうでもいいんだ。普通、この魚は何か知ってるかって先に聞くと思うけど」

「え、あ」

言われて改めて、少年は辺りを見回した。色とりどりの魚が電車の中をずっと回遊している。大きさは掌より少し大きいくらいだ。ずっと動いているため正確に数えることはできないが、ざっと見た感じでは三十匹ほどだろうか。

最初は何だと驚いたが、襲ってくる様子も無いし所詮ただの魚だ。死んだ後の世界だ。想像もつかない世界もあるだろう。そんなものよりとにかくこの場所から出たかった少年は、すぐに魚のことなどどうでもよくなっていた。

「確かに、普通はそうかもしれないけどさ、信じられないだろうけど俺は今までずっと暗いところに閉じ込められてたんだ。やっと出てこられたんだよ」

「ふーん」

気のなさそうな返事にイライラする。こんな子供に閉じ込められる辛さを理解しろと言っても想像すら微塵もできないだろう。

絶対に後で怖さを教えてやる。

ついでに、殺される恐ろしさを教えてやってもいい。

「わからないだろうけど、本当に大変だったんだよ。君がもし魚が好きだったら申し訳ないけど魚が泳いでるとか正直どうでもいいんだ」

「そっか。ところでその魚って綺麗に見える?」

質問の意図がわからなかった。流石子供だ。どうでもいいことに拘っている。だが機嫌を損ねるわけにはいかない。

「綺麗だね。魚が好きなのかい? 釣竿持ってるし」

「どんな風に綺麗?」

ピクリと眉が動く。

心底どうでもいい。こんな会話はどうでもいいからさっさとこっちの質問に答えてほしい。少年は必死に怒りを抑える。

「ど、どんなふうに、ね。そうだね。鱗がキラキラしてるよ。紫とか青とか見たことのない魚ばかりだね。こんなにカラフルな魚は初めて見たよ。纏まって泳いでるのを見ると虹みたいだね」

我ながら良いことを言った。これで少年の機嫌はよくなるはずだ。笑顔になった少年を褒め称えてその勢いで出口を聞き出そう。

ところが、少年はどす黒い笑みを浮かべた。上目遣いなのにまるで滑稽なものを見下すような視線だった。

「そんなにきれいに見えるんだ。お兄さん何したの?」

そう問われてぎくりとした。

暗闇に閉じ込められるより前の記憶はちゃんとある。知らずに冷や汗が出る。

いや、落ち着け。この子供がこちらの事情を知るはずもない。それに自分はほうではなく方なのだ。

したこともあるが、ここに居るのはされたからだ。被害者は自分なのだから堂々としていればいい。

「何って、何かな。俺は普通に生活して夜眠りについて、気が付いたら暗闇の中だったんだよ。きっと悪い奴に誘拐されたに違いないと思う」

「ふーん。あそこは誘拐された人間が来るところじゃないけど」

「何?」

まるで、あの暗い場所を知っているかのような口ぶりだ。

子供は泳いでいる魚を無造作に手摘みすると、少年に手裏剣のように投げつける。とっさに顔の前に腕を出して防御の姿勢をとったが、体に何の衝撃もない。

何をされたのか分からず自分の体を見回すが、何も異常がない。

「何しあがった!?」

「あ、へえ。人を暴行死させたんだ。しかも未遂もあるんだ。やったのは一人。未遂は五人も。これはダメだねぇ」

「は?」

「しかも復讐されちゃったの? 人の人生を壊しまくってるじゃん。凄いねお兄さん」

子供はワザとらしく大きくため息をついた。

「さぞや、綺麗な魚たちに見えるだろうね」

ゆっくりと馬鹿にするように言われて、少年はついに怒りを抑えられなくなった。その口調はとても子供のものではなかったが、それが更に神経を逆撫でする。無知なガキが、偉そうに大人のような口調で人を馬鹿にして粋がっている様はとても寛容できるものではない。大股で子供に近づくと胸倉を掴み、電車の壁に力の限り打ち付ける。

「さっきからわけわかんないこといいやがって! なんなんだよお前は! いいから出口を言え!」

「あらら、暴行だけじゃなくて人格まで破壊しちゃったの? 毎日暴行の上暴言か。おかしくならない方がおかしいよね。しかも、いわれのない暴力に耐えていたクラスメイトをやり過ぎて殺しちゃったのか。最後のこれは何人かでのリンチだね。その後、君だけ殺されちゃったのかな? 暗闇の中でお仲間には会わなかったの? 君だけ運が悪かったのかな。それとも君のクズさだけ群の抜いてたのかな。どんぐりの背比べほどの差なんだろうけど」

少年は子供の顔を思いきり殴った、筈だった。

振り上げて、子供の左頬にあたるはずだった腕は黒く溶けてヘドロのようにもったりと落ちた。

「な、なんだ?!」

少年は恐怖に悲鳴を上げた。

腕が落ちた。痛みもなく前触れもなく。ただどっさりとモノのように落ちた。

「君はエサだよ。ここにいる魚たちの」

子供はにっこりと笑った。子供ならではの無邪気な笑顔だった。

「汚ければ汚いほど、体積は増しエサとしての価値は上がる。よかったね。綺麗な魚のエサになれて、最後くらいは存在を喜んでもらえるよ」

「お前ふざけえええぇぇぇ」

腕だけではなく、体も溶けていく。溶けて落ちたものがどんどん大きく膨れ上がっていくのを見て悲鳴を上げる。

信じられない。あり得ない。こんな終わり方は断じて自分にはふさわしくない。

そもそも殺されたのはこっちなのに、なぜこんな目に合わなければならないのか。一人殺したが、自分も殺されたのだから罪の重さはゼロになるはずだ。天国は無理でも普通に成仏できなければおかしい。

理不尽すぎる。不幸すぎる。

いったいなぜ、こんなことになったのか今際の際になっても少年には理解できなかった。

光を返さない濁りが全身に広がる。右腕から始まった症状は顔まで広がり顎も半分溶けるように落ちた。

そのかけらを魚たちはむさぼり食べる。

元の形を保ってないとは言え、目の前で自分の身体が食われていく様は言い様の無い恐怖を少年に与えたが、首もとは既に溶け始めていて悲鳴すら出すことができない。

ただ黙って自分が無くなるのを見ているしかできなかった。

子供から見ると、この魚たちは醜悪に見える。虹色になど光らないし、体は所々腐り落ち体の組織がまともに揃っている魚は一匹もおらず、さながらゾンビを彷彿とさせる魚だ。だが子供はこの魚の姿は嫌いではない。見慣れてしまえば大したことはない。少し形の変わった魚なだけだ。

少年の目から見て魚が美しく見えたのは、自分が一番醜いからだ。

醜ければ醜いほど、魚は美しく輝いて見える。だが、そういう人間はいい魚のエサになる。魚たちの食いつきもとてもいい。

一分と待たずに少年は全て餌になった。

「今回はいいエサだったね。一人で足りそうだ」

子供は椅子に座り、魚たちの食事が終わるのを静かに待つ。ふと、何かに気づいたように顔を上げると子供らしい邪気のない笑顔を浮かべた。

「これでよかったかな。少しは気が晴れた?」

向かい側の席が見えるほど透けた体の少年がそこには立っていた。顔立ちは丸く穏やかで気の弱く優しそうな少年だ。

先ほど体が崩れ落ちた少年と年のころは同じくらいだ。その少年は困ったように微笑んだ。子供もつられて困ったように微笑む。

今回の事は別に少年に頼まれたわけでも、義心に駆られて必要でもない食事を魚にさせたわけでもない。ただ、殺された場所に一人蹲りいつまでも成仏しない少年を見つけて、少しでも気が晴れるのではないかと思い食事に出す魂の順番を少し変えただけだ。

少年は自分を殴り殺した相手に怒りを覚えていたが、同じくらい抵抗もできずにただ殺されてしまった自分にも怒りを覚えていた。なぜもっと強くなれなかったのか。なぜ恐怖に身が竦んでしまうのか。情けなさも怒りと同じくらい感じていた。

いくら子供がそんなことはない、相手がただ自分よりも弱そうな人間を相手に粋がる事しかできないクズなだけで君は何も悪くない、自分を恥じる必要は全く無い。力の強さだけが人間の価値を測るわけではないのだからと言っても少年には何も響かなかった。

僕の仕事を見に来ないかと誘って、少年が来てくれたのは僥倖だと思ったのだが違ったようだ。

だが、少なくとも強いものが弱いものをいたぶっていいという魚に喰われた少年の世界のルールに子供は従ったのだ。理不尽なことをしたわけではない。

透けている少年は口を開く。

「え、まあ。そんなところだよ。この魚たちは僕のペットみたいなものなんだ。澱んだものをたくさん食べて浄化してくれる。この魚を育てるのは仕事の一環なだけで育てるのが仕事というわけじゃないけど」

優しそうな少年はニコリと笑顔を浮かべる。

「礼を言われるほど君の助けにはならなかったみたいでごめんね」

少年は首を振ると、一礼して姿を消した。

きっとまた、殺された場所へ帰ったのだ。もうすでに、あの少年は十年同じ場所で蹲っている。あと何十年先かわからないけれど消えて無くなるまで動く気はないのかもしれない。

それは、とても悲しいことだ。

子供はため息をついた。

「いい考えだと思ったのに、僕も底が浅いのかな」

なんだか落ち込んでしまう。

魚たちがエサを綺麗に食べ終わるまで大して時間はかからなかった。最後の一滴までキレイになくなったのを確認した後、少年は立ち上がり天井を持っていた釣竿でつつく。がたん、と音がして人が一人通れるほどの四角い穴が開く。

膝を曲げ勢いよく穴をめがけて跳び上がると一気に電車から外へ出る。

「よ、と」

外へ出て足を付けた場所は電車の屋根ではなくヘリポートのある高いビルの屋上だった。出てきた穴はすぐに塞がり、穴などなかったかのように何の変哲もないコンクリートの床になる。電車に出入りするための穴は少年の気分次第でどこにでも作れる。通常の世界とは切り離された魚のいる電車は言わば少年専用の水槽だ。少年の許可なく誰にも入ることはできないし、入ったら少年の許可無く出ることもできない。

「今日も頑張ってエサを釣りますか」

少年は気持ちを切り替えるように伸びをすると屋上の端に立ち、身の毛もよだつような高さから思いきり飛び降りる。高速で落ちながらエサになりそうな人間のいそうな場所を探し、音もなく地面に降り立つとそのまま町中へと消えていった。




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

箱庭の水槽 @nanakusakou

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ