みんな大好きポストアポカリプス世界でハックアンドスラッシュ!
ハックしたお宝を元手にさらなるお宝を求めて成り上がり!
大活躍すればかわいい女の子もついてくる!
という、まぁ要素だけ並べると嫌いな人の方が少ないんじゃないだろうか
極寒の地という違いはあるにしてもメタルマックスやらフォールアウトやらで既に人気を得ているジャンルでもある
ただ勿体ないのが、主人公があらゆる意味で物凄く薄い
主人公が雪豹をやる理由が、戦う理由が生存する以外に見えない
生存するだけなら相棒AIを獲得できた時点で達成してしまったようなもので、パートナーとなるAIの体になる機体を見つけるという目的はあるにしても、主人公自身が何をおいても達成しなければならないというこだわりがあるようにも見えない
主人公に、これをやりたい!これが欲しい!という欲求や譲れない一線のようなものが無いから周囲のキャラクターに流されるばかり
生い立ち考えるとそもそもできることが少ないのかも知れないが、得意なことも、苦手なことも描写がないからキャラが薄い
会話シーンでも説明を求めるばかりで、何かを提案したりもしない
世界観の解説という意味では便利なんだろうけど、それだけで主人公自身に面白味がない
総じて、物語の中心になるはずの主人公のキャラが印象に残らない
世界観はいいんだけどなぁ…
懐かしいタイトルが目に飛びこみ、最新話まで読みこもうと考えるほど惹かれて読み始めてました。
けれども、かつて親しんだ作品の懐かしさを覚える以上のことはなく、スカベンジャーシリーズのフォロワーではあるけれど、それを発展させた新しい作品ではないのが惜しいところです。
初めの5話を読み終える前に既視感たっぷりの展開が鼻につき、後の物語も色眼鏡で読まざるを得ません。
私は先駆者となるポストアポカリプス作品などへの敬意と深い愛情を感じさせる独創的な物語に耽溺できると考えてクリックしたのですが、ネタ元からそのまま引っ張ってきた素材そのままの展開や小ネタからデジャヴに苛まれてしまい、読み進めていくほど気が重くなっていきました。
先駆者であるスカベンジャー作品(特定するにはいくつも脳裏に浮かんでしまい選べません)から要素を拾い集めて雑多に書きなぞっていくのではなく、きちんと再構成した作者本人の作品となるよう期待をよせて、ここにレビューを書かせていただきました。
カクヨムで新しくスカベンジャーをやっている人がいると聞いて見に来たら、
自分が昔スレッドに投稿したテキストがそのままコピペされて使われていたので思わず噴き出しました。
パクリ田さんという作者なのでいっそ潔いとも思えましたが、ネタの流用はともかくコピペは大変にまずい行為なので、すぐに指摘したところ迅速に修正していただけました。指摘部分以外にも大量のコピペを発見していましたが、こちらは何も言わない内に対応していただけたようです。
パクリ田さんはコンテストや賞に応募されているのでコピペの何がまずいか一応書いておきますと、ライトノベル業界ではコピペは極めて嫌われています。コピペ作品を万一出版してしまった場合、すべて回収しなければいけないからです。
出版社としても大きなダメージになりますし、編集長や担当編集者については、キャリアに大きな傷がつきます。外部編集者の場合は出入り禁止になるでしょう。自分たちの人生がかかっているので、チェックツールを使用し厳密な調査が行われているのです。
2010年の『俺と彼女が魔王と勇者で生徒会長』以来10年間、ラノベ業界で盗作やコピペ作品が大きな話題になっていないという事実が、どれだけコピペに対し厳しい態度で臨んでいるかを示していると思います。それでもコピペ作品の投稿は後を絶たないのが実情ですが、基本、コピペ作品で応募したら次はありません。
この物語は、作者のどこまであるのか!アイディアの引き出しは!と驚愕と尊敬を抱きつつ、決して読者を裏切らない仕掛けと目を離せない伏線の数々を仕掛けつつ決して飽きさせない物語です。最初は主人公が弱小ですが、主人公の決して諦めず。一歩一歩成長していくのが楽しみな作品です。某掲示板にあるやる夫はスカベンジャーシリーズが好きな人はこの作品に間違いなくはまること間違いなしです。素晴らしい作品を執筆していただき作者にお礼を申しあげます。最後に執筆活動頑張ってください。この作品が世に知られスカベンジャーシリーズが活気付くことをお祈りします。