同情という言葉が安っぽく思える程、壮太に強く感情移入させられました

悲しい物語ですね😭
※感想がネタバレになってしまい申し訳ありません。
以下の感想までに空白を設けさせていただきます。


















壮太自身にとって大切な幼なじみだった女の子に
取り返しのつかないような申し訳ないことをして、
そのことを謝ろうと思った矢先に女の子が事故で亡くなってしまうなんて、悲しすぎますよね。

 同情という言葉が他人事のように安っぽく聞こえてしまう程、
壮太の後悔にたいして強く感情移入させられました。
 認めたくないから、リイコの母親からラブレターを渡されるまで自分の心に蓋をして現実から目を背けていた壮太。
壮太はもちろん側からみればズルイ主人公かもしれません。
 ですが、僕がもし壮太と同じ年齢で壮太と同じように失敗を犯してしまったら、
自分だってそう簡単に素直になれなかったかもしれません。
 僕がもし亡くなったリイコの立場だったとして、七回忌に墓前の前に立つ壮太にたった5文字だけ伝えてあげられるとしたら、
素直に『ありがとう』と言ってあげられるかな?
そんな風に考えさせられました。