大好きで愛しているお兄ちゃんがチョコを受け取ってくれない!!

一ノ瀬 彩音

第1話 チョコが!!

私は大好きで愛しているお兄ちゃんにチョコを渡そうとしてて、

今、お兄ちゃんのお部屋の前に居ます。


私はドアをノックしてからドアノブを回してお部屋の中へ入るのですけど、

お兄ちゃんは寝ているのです。


私がチョコを渡しに来たのに寝ているなんて最低ね。


私は寝ているお兄ちゃんを起すために、お兄ちゃんの身体を揺するのです。


揺すってもなかなか起きないお兄ちゃん。


そこで私はお兄ちゃんの耳元で大声を出すと、お兄ちゃんは驚いて起きてくれました。


「お兄ちゃん、起きた?」


「亜美、起すのならもっとマシなやり方で起こせ」


「ふふっ、お兄ちゃんの事大好きなのに」


今日は日曜日で私もお兄ちゃんも学校と大学がお休みです。


お休みだからこそ、こうしてゆっくりと出来るのです。


お兄ちゃんは起き上がると私にこう言ってくるのでした。


「亜美、何か用なのか?」


「はい、これ」


私はお兄ちゃんにチョコを渡すのです。


「チョコか、いらねぇな」


お兄ちゃんはチョコを受け取らずに私に返してくるのです。


「どうして受け取ってくれないの?」


「要らない」


「要らないって言わないで」


「要らない物は要らない」


「そんなっ…………」


大好きで愛しているお兄ちゃんは私のチョコを受け取ってくれません。


どうしたらいいのでしょうか。


仕方がない私はお兄ちゃんを誘惑するのでした。


そこで私は衣服を1つ1つ脱いでいくのです。


そうすると私は下着姿となるのですが、お兄ちゃんは私の方をじっと見ているのです。


「お兄ちゃん、大好き」


「亜美、なぜ下着姿に?」


「どうしてだろうね」


「早く衣服を着てくれ、目のやり場に困るな」


「ふふっ、嫌って言ったらどうするの?」


「お願いだ、衣服を着てくれ」


「どうしようかな~」


私は悩んでいるのですけど、下着のまま居る事にするのですが、

ただ単にいるだけだとつまらないので私は下着越しから

胸を手で寄せたりしているのです。


「やめろっ、亜美、それ以上は」


「どうしたの? お兄ちゃん」


お兄ちゃんは私の誘惑で落ち着かない様子です。


それどころか、お兄ちゃんは何かを我慢出来ない様子でもあるようで

私には正直よくわかりません。


さらに私はポーズを変えてちょっとエッチな格好になると、お兄ちゃんが

私の事をその場で押し倒してくるのです。


「お、お兄ちゃん?」


「亜美がいけないんだぞ」


「いやっ、やめて、ダメだよ」


お兄ちゃんは私の唇にキスしてくるのでした。


キスされると私は嬉しい気持ちになるのですけど、それでもこの先を

してはいけないと思います。


「お兄ちゃん、やめよ、」


「ごめんな、亜美」


お兄ちゃんは起き上がると椅子に座るのでした。


私も起き上がると衣服を着てお兄ちゃんの目の前に座ります。


「お兄ちゃん、ごめんね」


「いやっ、俺が悪い、すまない」


「ううん、私が誘惑したんだし、しょうがないよ」


「亜美に酷い事をしようとしたのは事実だ」


「それでも私は良かったのに」


「良くない、亜美はまだ16歳だ」


「そうだね」


その後、私はお兄ちゃんにしっかりとチョコを渡せました。


5年後、私とお兄ちゃんはある事が発覚するのでした。


実は私とお兄ちゃんは親によると血が繋がっていないし、

私とお兄ちゃんは親も違うらしいのです。


しかし、私とお兄ちゃんにとっては今の親が親なので変わりません。


それよりもそれを聞いた私とお兄ちゃんはすぐにお兄ちゃんのお部屋に

2人とも戻るとキスし合っているのでした。


お兄ちゃんのお部屋でキスしていると本当に幸せで堪りません。


こんなにもお兄ちゃんに愛されるなんて私は幸せでしかありません。


私もお兄ちゃんの事を愛するのでした。


2人はこうして幸せな一時を感じて暮らすのです。

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大好きで愛しているお兄ちゃんがチョコを受け取ってくれない!! 一ノ瀬 彩音 @takutaku2019

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