一気に読ませる、そして震える

荀子の性悪説という思想を思い出す。
元々人というのは本性が悪で、それを善へと向かわせるために努力するのだと。
まさしくこの物語は性悪説のその考え方がとても表現されている作品だと思う。
エルリーゼ様の中身である不動新人はお世辞にもいい人間とは言えないが、しかしその行動は紛れもなく善となって世に現れている。
そして、そこから現れる物語の中に、我々は教訓を得る。
われわれは生きる上で負の感情と隣り合わせであり、それをも糧として行動を善とすべきなのかもなと。
まぁ、そんな小難しいことはさておき。
まじで、いい話でした!!!
一気読みしてしまうほどいい話でした! 

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