あとがき
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。飛ばし飛ばしでも、ありがとうございます。あとがきだけ読んでる? それはそれでありがとうございます!
私はポケモン世代よりもっと上なのですが、子供時代の思い出というのは、どの世代でもある程度は共通しているものだろうと思います。日が暮れるまで友達と遊んだ楽しい記憶。一人で初めて電車に乗った時の不安とワクワクが入り混じった気分。親への反抗心と後悔。年上の異性に憧れる気持ち……。そういう懐かしい「匂い」を思い出してもらえたらいいなという思いでこのお話を書きました。
書き始めた当初は「サン・ムーン」が最新作で、そこに時代設定を合わせようかとも考えたのですが、さすがに当時の「妖怪ウォッチ」ブームを無視して話を展開するのは不自然が過ぎると思い「X・Y」にしました。結局は「ファイアレッド・リーフグリーン」が主軸になったのであまり関係なくなりましたが……。
いつもお話を書くにあたっては、お手本というか、目標というか、かつて自分がある作品からもらった感動を、自分なりの形で継承して次の世代へ伝えたいという気持ちがあります(『アイカツ!』でいうところのSHINING LINE*の精神ですね!)。今回は、前半は『スタンド・バイ・ミー』と、『グーニーズ』『E.T.』等の80年代アンブリン映画、後半は故・市川準監督の『大阪物語』への恩返しのつもりです。果たしてどこまで近付き、どこまでオリジナリティが出せたのかは読んでいただいた皆様の感想次第ですが、書き終えてから改めて『大阪物語』を見返してみたところ、あまりの完成度の高さに頭を抱えてしまいました……。少なくとも、自分の中では永久に超えられないのだろうなとつくづく思います。ちなみに『大阪物語』は公開から20年経って昨年ようやくDVDが発売されましたので、今なら見やすいかと思います。
関係あるような無いような話ですが、これとは別に『ぶらり、ゲームびより』という、オジサンがただゲームをするだけの小説を書いていまして、本日『ポケモンGO』回をアップしました。三年ぶりの更新になります。『お父さんのフシギダネ』を読み終わって、もし、もう一本くらい読んでやってもいいぞという寛大な方がいらっしゃいましたら、こちらも合わせてよろしくお願い致します。
『ぶらり、ゲームびより』
お父さんのフシギダネ 権俵権助(ごんだわら ごんすけ) @GONDAWARA
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