残酷な優しさの果てに

生きるため育まれた幼さの

その先にあるのは荒野であった


歩んだはずの道のりは

逃げ場のない動く歩道だった


手持ちの武器は貧相で

うちつけた途端砕け散る


できることならもう一度

マグマよりも暑く

氷湖よりも冷たい

過酷なゆりかごから始めたい

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徒然な詩を じくぅ @Jicoo

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