非常に難解だがあとを追いたくなる、良い香りの薄い毒ガスめいた作品。 悪夢めいた断続的な描写は土砂降りの中で時折り周囲を浮かび上がらせる落雷のようだ。 詳細本作。
わたくしわかりにくい小説を書いたりしますけれど本作は輪をかけてわかりにくい小説となっています。もちろん狙ってやっているわけで、オリジナリティ。殺し屋のニトとリクがメインキャスト。ほかにお仲間も登場します。依頼があって、コナしてゆくわけですけれど依頼が終われば依頼者にも容赦がなかったりします。命は軽く、洒脱な雰囲気?物語は、進んでいるような停滞しているような。解読に挑戦する方をお待ちしています。わたくしは待っていませんけれど。小説がね。