最終話まで読ませていただいた後のレビューとなります。
まず最初に言わせて下さい。
「最終話まで読んで本当に良かった!」
途中まで読んでレビューを書こうかと思っていたのですが、この物語の先が気になってしまって書くのをグッと堪えて最後まで読ませていただきました。
私が序盤で面白いと思ったのは魔女の使う魔法のアイテムです。
魔女と言えば「箒に乗って空を飛び、杖をふって呪文を唱える」そんなイメージが一番強いのですが、この作品の魔女達はメカニカルな箒に乗ってやってきます。
魔法=科学という感じが現代にも魔女はいるのでは?と思わせてくれる雰囲気で大変好みな設定でした。
そして物語の進行のさせ方、場面の見せ方がとても素晴らしい作品だとも思います。
初めはおっちょこちょいだった主人公が努力して強い魔女になっていくにつれ、その心境に変化が生まれていく様や「人の願い」が叶った時にやってくる希望と絶望。仲間達の思いや「真実」の描き方、そしてバトルシーン(魔法戦)の表現が秀逸です。
すべてが終わった後に起こる「奇跡」こそが本当の魔法だったのではないかと思います。
どうか皆さんも是非読んでみて、この物語が語り掛けてくるたくさんの事柄に目を向けてみて下さい。
忘れがちな「大切な何か」を思い出させてくれる、これはそんな作品です。
がっちり系の用語が連発される本格SFものかと思いきや……。
おてんば魔女と、小さな女の子に優しいおばあちゃんが登場する児童向けの作品かと思いきや……。
驚きの迫力アクションシーンと、一転二転する物語の展開に度肝を抜かれます。気を抜いているとちょっとショックを受けるほどの衝撃です。
勧善懲悪の、本格派の作品。良い意味でここまで期待を裏切ってくれる作品はなかなかお目にかかれない。
詳しくは語れませんが、クライマックスの迫力は凄まじいです。文章だけでここまで表現できるとは……。小説の可能性を感じます。
物語のテンポが良く、一話一話の文字数も多くないので読みやすい。
ぜひあなたも一度読んで、騙されてみましょう。
第二章まで読んだところですが、面白かったのでレビューします。
物語冒頭での主人公シホの目的は〝星の魔女〟として、人々の願いを叶えるお手伝いをして、願いが元になった輝石を集めるというもの。
一見すると童話のおとぎ話のような設定ですが、いわゆる怪物と戦う際の戦闘描写や、魔女たちが使うホウキの設定などが熱く、よいギャップを与えています。
文章も綺麗な文体で丁寧に描かれており、全体的な雰囲気もとてもよいです。
今後、事件が発生して物語が動き出すことを予感させますので、シホ達がどういう結末を迎えるのか読んで、確かめてみたいと思います。