御曹司様との婚約～私は婚約破棄している～

第1話 私と御曹司様

私事、名波菜々子（ナナミナナコ）は大学生で

しかも最近、成人したばかりで嬉しいというか、

大人の仲間入りだと思うと、子供のままで

いたかったなと感じています。

私自身はまだ子供な部分が多いけれど、それでも

成人してしまった以上は頑張るしかありません。

そこで私は某大学に通っているのですけど、

そこでは真面目にお勉強しててもなかなか

上手くいかない事が多くてどうしようかなって

思っているのです。

大学に行っててもお友達は一人もいないので

本当にぼっちです。

私が大学の帰り道に知らない男性とぶつかって

地面に尻餅をつくと、男性が謝ってくるのですが。

私は許しませんでした。

許さない理由とは尻餅をついた時に私のパンツが

きっと見えているので許せないのです。

私もそういう格好でいるのが悪いですけれど、

それでもパンツを見られたと思うと、本当に

恥ずかしくて嫌な気分です。

私は立ち上がると男性に文句を言っているのですが、

男性は不可抗力と言い続けてくるので、私は男性に

向かって何かを言うはずだったのに…………。

男性をじっくりと見ていると、私のタイプだなって

感じると私は男性に向かって告白します。

男性はすごくびっくりしているものの、私の告白を

受け入れてくれて恋人同士となる事が出来たのです。

お互いに自己紹介している。

男性のお名前は武田真（タケダマコト）。

年齢28歳で武田家の御曹司。

形はどうあれ恋人が出来た事には嬉しいのと真さんと

仲良くしないといけないので頑張ります。

私と真さんはご連絡先を交換して別れる事になります。

後日、私は真さんにご連絡してデートしませんかって

言いますと、真さんは了承してくれてデートの約束が

出来たのです。

何処にデートに行くかは真さんが決めてくれるそうで

私は任せる事にします。

デート当日になって私は待ち合わせ場所に居るのですけど、

なかなか真さんが来ないので心配しているのですけど、

しばらくお時間が経っても来ません。

そこで私は鞄からスマホを取り出して着信が来てないかを

調べると真さんからはご連絡がありません。

私はどうしちゃったのかなって思っていると、真さんが私の前に

現れて謝罪してくるのでした。

私はそんな真さんの事を許してあげるのです。

私と真さんはデートしていると真さんがいきなり私の唇を奪ってキス

してくると私は驚いていましたが、真さんは何度もキスしてくるのです。

キスされると私は嬉しくて心臓の鼓動が早くなってドキドキしていると

もうこの気持ちが抑える事が出来なくて私からも真さんにキスするのです。

周りに多くの人がいても私と真さんはどのくらいキスしていたのでしょうか。

キスし終わると私と真さんはデートの続きをしているのです。

デートの終わる時間になると、私は寂しくなってしまって泣き出していると、

真さんが私の事を抱きしめてくれて、ある言葉を言ってくれたのです。

「菜々子は俺にとって愛すべき存在だ。だから泣かないでおくれ、

そして、いつも笑顔でいて欲しい」

「は、はい」

真さんは私の事を抱きしめながら、キスしてくれたのでした。

それが本当に本当に涙が出るくらい嬉しいのです。

それから月日が流れると私と真さんは恋人同士ではいるのですが、

実は変わった事もあるのです。

真さんから婚約しないかという事を言われてて私は婚約を受け入れると

これで将来は幸せを手に入れたのも同然かなって思います。

私と真さんは会える時にしっかりと会っててデートもしているので

何も心配はいらないと思っていると、とある出来事が起こります。

とある出来事とは真さんが二股しているというのがわかったので

私は婚約の件をどうしようかなって思っているのです。

そんな私は真さんの元へ行くと、真さんにお話したい事がありますって

言うと、真さんはお話してくれと言います。

私が婚約破棄したいって言いますと、真さんはわかったと言ってくれて

私は嫌でしたけど、こればっかりはしょうがありません。

私の恋愛はここで終わってしまいますけれど、それでも次の恋愛が

あると信じて行動するだけです。

婚約破棄するというのは心苦しいけれど、それでもこうしないと

私の気が済まないというのもあったので良かったと思います。

私もこれからは新しい恋愛に向けて努力して頑張るだけです。